前回のブログからの続きです⇒

 

 

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団子から気づいた私の幸福論、それはこれです。

 

 

 

ひとつひとつ意味を説明させていただきますね。
 

①自分の幸福の茶碗を作る=自分の『幸福の受け皿』を作る

『幸福の受け皿』を作る方法は、『今、ここにある瞬間を生きること』この一点につきるでしょう。

まず、この写真を見てください。

 


 

ある日の私の部屋からの夕暮れ富士です。とても綺麗でしょう?

 

では、質問です。

 

皆さんは、この富士山を見ている間、『あの時〜すればよかった』とか、『もしかしたら〜のような失敗をするかもしれない』とか、後悔したり、不安になったりしましたか?

 

多分そういう方は皆無ではないでしょうか。なぜなら皆さんは私に『見てください』と言われて、『今、ここ』にある富士山の写真に全神経を集中させたので、『過ぎ去った』過去や、『未だ来ない』未来のことなど考えていなかったからです。後悔や不安は、過去や未来に視点が移った時のみに発生します。

 


 

前回のブログで書きましたが、私は『今、ここ』にある瞬間を大事にして団子を味わったら、たちまち幸福感を味わいました。

『幸福“感”』という言葉が表しているように、幸福は『考えて得るもの』ではなく、『感じて得るもの』ですよね。

過去や未来を『考える』ことはできますが、『感じる』ことはできません。それが出来るのは『今、ここ』にある瞬間に対してのみです。だから、『今、ここ』にある瞬間を生きることが幸福を受け取るための基本、つまり【幸福という『水』を受けるための茶碗作り】になる、と私は思います。

 


なんとも皮肉だなぁ・・・と思った、ある実験があります。2013年、ロンドン大学のカリーナ・リンネル博士が、アフリカのナミビア共和国で行った実験です。博士は現地のヒンバ族に協力を依頼して、ロンドンの都市部で暮らす若者たちと集中力の比較を行いました。このヒンバ族は、2000年前から同じ狩猟採集の生活をしている伝統的な部族です。

実験結果からお伝えすると、ヒンバ族の集中力は、ロンドンの若者に比べて約40%も高かったのです。博士は『文明社会に生きる人達は“扁桃体”が過敏になるからだ』と推測しました。
 

出典: 

 

 

この扁桃体は、いわばヒトの脳に備わった警戒システム。緊張やストレスのせいで神経が過敏になるのも、このせいです。文明社会に住む私達は、常に大量の情報や選択肢、時間に追われる生活をしています。なので、私達の扁桃体のスイッチは常にオンの状態、つまり暴走状態です。その結果、私達の集中力は分散されてしまい、『今、ここ』にある瞬間へ集中力を向けることが困難になってしまいました。

現在起こっていることへの意識が薄れてしまえば、前述のように過去や未来のことを考えてしまうのが人間の性です。そうなると、後悔や不安が生まれてくるのは自然の流れですね。自分達が豊かに暮らせるように文明を発展させてきたが、自分達を追い込む結果も招いてしまった。これ以上に皮肉なことはないんじゃないかなぁ・・・と思いました。
 

 

 

 

ですが、この事実を知った時、私は『ラッキー』と思いました。後悔や不安という『幽霊』の正体がピンポイントで把握できたからです。

そこである日、後悔や不安に無性に苛まれた時に私が試した方法があります。これが面白いくらいに効きました。以下のステップです。興味があったら、是非やってみてください。

 

①『あ、今私の扁桃体が暴走しているんだな~』と認識する
②自分の五感の一つに集中して『今、ここ』にある瞬間とつながる

 

私達はなぜ幽霊を恐れるのでしょうか。姿が見えないから把握できないし、把握できないからこそ妄想が悪い方向にどんどん広がり、恐れていくのではないでしょうか。




私達が後悔や不安の感情を恐れるのも、同じ理屈だと思います。これらの感情は、過去や未来の存在です。なので感じることが出来ず、把握できない。なので、私達の妄想は悪い方向へどんどん広がっていってしまう。

だからこそ、①のように『後悔や不安の根源を認識する』ことが重要だと思うのです。例えるなら、皆さんが幽霊だと思って見ていたものは、実はプロジェクターで映し出された映像だった、と認識する作業です。こうなると、一気に怖さがゼロになりますね。私が実際にやってみた時も、驚くほど早く落ち着きが戻りました。同じ理屈だったからでしょう。この作業で自分をニュートラルな状態に戻します。



次は、②自分の五感の一つに集中して『今、ここ』にある瞬間とつながるステップです。


まず皆さんに質問です。

 

私達はどのように現在進行形の世界を認識するのでしょうか?

『五感』ですよね。

私達の五感が周りの情報を集め、処理し、『今、ここ』にある瞬間を脳内スクリーンに映し出す。五感はいわば『世界との架け橋』だと思います。





美味しいご飯を食べながら明日の心配をしている。


家で上質なソファーに座りながら『あの時こうすれば良かった』と過去の後悔をしている。


目の前に美しい夕焼けが見えるのに『あの人本当にムカつく』と不満を漏らしている。

私達がよくやってしまう例です。五感が重んじられていないがために、周りの美しい情報が無視され、『今、ここ』にある瞬間を生きられていない。

これは肉体的には生きているとしても、精神的には死んでいる状態だと私は思います。

私達は『豊かさメタボ』なのでしょう。周りの豊かさを感謝せず、ただただ貪り食い、肥えて身動きがとれなくなり、周りが見えていなくなっている。

 

なのでこの②のステップは、五感を大切にして『今、ここ』にある世界と再接続する作業です。例えば前回のブログで、私があれやこれや考えるのをやめて、味覚に集中して団子を味わってみたのも、この作業ですね。

その他、

・自分の心臓の鼓動を手を当てて感じてみる
・お気に入りの香りを嗅いでみる
・好きなアーティストの歌声を聞いてみる

何でも良いと思います。私的なポイントは、『喜び』を感じるまで続けること。胸がジワーっとする感じです。
 

 

心と身体は繋がっている、と良く言いますよね。なので身体が喜べば、心も喜びます。

何が身体の喜びか?というと、『体験して、感じること』、ただそれだけだと思うのです。そういう時、身体の感覚が本当に鋭くなっているのを私は感じます。そして心臓の鼓動がはっきりと感じられるようになり、その後ワクワクの感情の波がやってくる。「これが心の喜びかぁ」といつも感動してしまうのです。



この『体験』が出来るのは人間だけの特権です。ただ呼吸して、何も動かないのは植物と何ら変わりがありません。行動してこそ、人間として生まれてきた意味が初めて成る、と思います。

私達は、周りの環境の影響を思う以上に受けることは事実です。ですが、『いま』を生きるか、過去に囚われて生きるか、未来を憂いて生きるか、これは自分のコントロールで自由自在に動けます。それを忘れずに生きていける人が、『幸福の茶碗』を持っている人だと思うのです。
 

 

そして次、この部分・・・

 


 

・・・・は、次回のブログで!(笑) ちょっと今回は非常に重要なテーマなので、私も熱が入っております。このブログも長くなりましたが、これでも文章量を頑張って削ったんです(笑)

続きは近日公開致しますので、お楽しみに!!長くなりますが、最後までお付き合いくだされば幸いです。いつも応援ありがとうございます!

 

(続く)

 

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