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本日も当ブログをご覧頂きまして有難う御座います。
どうも テツヤ です。

 

本日の作業紹介は、都内からご来店頂いた「マツダ ロードスター(ND)」で御座います。

 

 

オープンカー故に、真夏は屋根を開けられないロードスターがご入庫。

とはいえやっぱり開けたい衝動に駆られるとは思うのですが。

であればせめてエアコンにはしっかり機能して欲しい筈です。

なにせ近年の夏は“猛暑”という言葉では緩いほどの暑さなので余計です(汗

 

そんな訳でして、今回のご依頼はカーエアコンの修理。

「冷たい風が出てこない」との症状でご入庫頂きました。

故障診断の結果「エキスパンションバルブ」と「リキッドタンク」の不具合という事で、これを交換致します。

 

先ずは「エキスパンションバルブ」の交換から。

エキスパンションバルブは、室内にあるエバポレーターに霧状の冷媒ガスを送り込む役割を持っています。

霧吹きをイメージして頂ければわかりやすいでしょうか?

車内での熱交換を効率的に行う為の、重要な部品です。

NDロドのエキパンはここにあります。

 

 

見える場所にあるというのは有難いです。

 

 

基本的には、ボルトを外していけば交換できます。

 

 

ただし室内側に部品を落とすと、ダッシュボード脱着作業が必須になるので。

油断せず作業しなければなりません。

気を抜くと悲惨な事になります(汗

 

 

また、Oリングの交換も忘れずに。

 

以下は新品のエキパンです。

 

 

この造形が個人的に好きなんですよね。

“部品”って感じがして格好良い♪

 

 

この内部の小さな部品が、仕事してくれる事で車内が冷えます。

よくある故障としては“詰まり”ですね。

この細い穴に何かが詰まる事で、冷媒ガスが循環しなくなる不具合です。

 

続いての作業は「リキッドタンク」の交換です。

「リキッドタンク」は、液状になっている冷媒ガスを溜めておく役割と。

ガス内の汚れを取り除くフィルターの役割を持っています。

これを考えると、この季節になるとよく聞く「エアコンクリーニングって?」となります。

NDロドのタンクはここにあります。

 

 

コンデンサの左側にある筒状の部品がそれです。

なのでこの作業は、車の下から行います。

 

以下は新品のリキッドタンク。

 

 

ほんとに、ただの筒状なんです。

形状はすごくシンプルなのですが、与えられた役割はとても重要です。

 

 

Oリングもしっかり交換します。

 

交換が終わったら、しっかりと真空引きを行なって。

サイクル内の水分を取り除きます。

 

 

真空引きが終わったら、冷媒ガスを入れます。

 

 

圧力を確認しながら、規定量を入れます。

何か異常があれば、この時点でゲージの数値が変わりますので。

ぼーっと作業してはいけません(汗

 

吹き出し口から冷風が出ることを確認し。

その他の異常がなければ、修理作業は終了です。

 

 

絶好調の冷え具合ですね♪

これで今年の猛暑も怖くありません!

 

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