劇団東京倶楽部の舞台「Blue Bottle~青蝿~」が、28日(2018.10.28)、千秋楽を迎えました。
10日間の公演中、5日拝見しまして、一言でまとめるならば、今まで、視覚・聴覚で、舞台を観ていながら、最後には、臭覚・触覚にまで届くものがあり、激震の公演と、私は、感じました。

内容については、公演が終わり、やっと書く事ができるのですが。何だか、今は、興奮してますので、まだ、冷静にストーリーを書けないのです。

言い換えれば、あまりに様々な切り口から、観賞出来たので、ボクサーの話とも、男女の話とも、時代・社会の話とも、限定出来ないのです。
あらすじさえも、観賞者それぞれの見解があるように思います。

私が、二点、言えるとしたら。
まずは、「青蝿」というサブタイトルからも、分かるように、臭覚にも訴える舞台であった事。そして、私の主観としてあった、「バーバリーのマフラー」の持つ伏線と、その触覚です。

バーバリーのマフラーは、男から女に、そして、次の世代の男女に、受け継がれていました。
その触覚は、時に愛に溢れ、時に、悲しみに満ち、本当に泣かされました。

劇団東京倶楽部の、力量と、お見受けしました。

力強く、また、力の出し惜しみなく、千秋楽まで、駆け抜けたと感じます。アクションも、迫力あり、また迫真のものでした。それ以上と言えます。

当初は、初日と千秋楽だけ、拝見する予定でしたが、不可能でした。魅了されて、結局、5日伺いました。

たくさんのテーマがあるにもかかわらず、消化不良を起こさせない、それは、またもや、感服しました。

この舞台を観るきっかけとなった、私が、ファンである、【坂本つとむ】の役所についても、私の意見として、スパイスになっており、公演が終わるまでは、語れずにいました。

なので、今まで「担わされた役」としか言えず、また、ファンとして、有難いとしか、言えませんでした。

舞台で、オリジナル曲も歌うシーンがあり、しかも、役所「オカマ」(←差別用語?ととらないでいただきたいです。)でした。

ミュージシャンとしても、役者としても、活かされた、活きた、と感じました。【坂本つとむ】の魅力でもありますが、「頑張ってます。」「努力しました。」と言わないで、ただ、ただ、ステージを観せてくれた、という点が、私は、嬉しかったです。

まだまだ、ファン歴は、続きそうです。


今まで、ブログ記事を、写真に頼っていましたので、今回、文章のみで、表現しないといけなく、自分へのプレッシャーでしたが。今はやはり、舞台演劇(特に今回)は、体感するものなので、これで良かったと思います。

また、公演後に、役者の方々が、ロビーに出て来て下さったので、温かな交流もあり、嬉しい限りでした。

またまた、ロビーで、写真を撮らせていただく、チャンスもあった事にも、感謝です。

私は、【坂本つとむ】のみの写真を撮らせていただきました。今までのブログ記事にも、いくらか載せましたが。今回は、後半の、ノリノリな、笑顔を。

劇団東京倶楽部という母体の中で、イキイキとした、【坂本つとむ】に、やはり、有難いと。もちろん、ファンですから、【坂本つとむ】の笑顔が嬉しかったのですが、劇団東京倶楽部という、寛大な海に、感謝したいです。

では、ラストに、公演後の、【坂本つとむ】の写真を。


【坂本つとむ】(2018.10.27 撮影)



【坂本つとむ】(2018.10.28 千秋楽 撮影)


のびのび、イキイキ、魅せてます。笑顔が移り、思わず、こちらも。(笑)

「~だわよ。」とか。「~なのよ。」と。笑わせていただきました。

私は、この笑顔に、解き放たれ、【坂本つとむ】も、この舞台で、さらに新しい境地に解き放たれたのでは?

劇団東京倶楽部の、解放力みたいなものが、何か、観客を浄化し、解き放つように思いました。自らのケガレの承認、魂の浄化こそ、この舞台の特記すべき、作用かもしれません。