3月28日に「アレクセイ・スルタノフ記念コンサート」で演奏させて頂きました。
お越し頂きまして本当にありがとうございました。
沢山の方々にまた、遠方から足をお運び頂けたことに、とっても感激しています。
2008年より毎年開催されていたこのコンサート。
今年は、1996年人気絶頂のスルタノフが演奏した紀尾井ホールで開催されました。
2度目の来日で、3月31日と4月2日でのコンサートは、完全収録されCD発売 されています。
(4月2日公演は、3月28日の東京芸術劇場公演が完売したため急遽追加公演)
そんなスルタノフの思い出のホールで当日、驚きの偶然が起きました。
リハーサル中に、ダーツァ・スルタノフ夫人がこのスタインウェイピアノは、アレクセイが当時弾いたものであること。また、私たちが使用している楽屋はアレクセイが使った部屋であることを興奮ながら話してくれました。
紀尾井ホールには、スタインウェイは2台あり、楽屋は沢山あるので、その偶然に私たちも興奮モード!
気持ち高ぶりながら舞台に向かいました。
私たちの出演は、前半の30分連弾での演奏でしたが、スルタノフが敬愛したピアニスト・ヴラディミール・ホロヴィッツが編曲した「結婚行進曲」をもとに、山口がさらにアレンジしたオリジナル編曲も弾かせていただきました。
昨年のクリスマスに大阪で初演した第1版に手を加えて、第2版による演奏は、今回が初演でした。
アンコールには、ダーツァさん(チェロ)とスルタノフの弟のセルゲイ(ピアノ)と私たち夫婦による共演で、スルタノフが即興で作曲した短い曲「アレクセイ・ソング」を演奏。
日本ツアー中にスルタノフが即興で弾いているのを、ダーツァ夫人が録音していたので復元することができました。
今回は、チェロとピアノ6手にアレンジしてみました。
私たちだけでなく、会場の皆様が天国のスルタノフに想いを馳せてくださっているような空気を感じることができました。
これまで第6回にわたり開催されたこのコンサートは、スルタノフの演奏を心から愛される鳴海和子さんの主催によって行われてきました。
天才スルタノフの名を伝えつづけたい、その想いと情熱で開催がはじまったのです。
お世話になりました、鳴海さんに心からお礼をお伝えいたします。
このコンサートを通じ沢山の大切な出会いがうまれました。ご支援頂きました皆様にも感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。
コンサートの舞台裏を公開です!
ロビーにスルタノフ関連グッズが飾られました。
スルタノフの故郷ウズベキスタン国旗と日本国旗
本番直前「集中や!」
伊賀&山口 リハーサル中
「アレクセイ・ソング」リハーサル中
出演されたアイリーンさんとテキサスからお越しになられた旦那様。
セルゲイさんと、コンサートのお手伝いをして頂いたダリアさん。
ダリアさんはモスクワで日本語を学ばれて5年、とっても流暢!
打ち上げでは、スルタノフ&クライバーン&ベルマンが一緒に写っているお宝写真の数々をダーツァ夫人に見せてもらいました。
紀尾井ホールまでの桜並木も美しかったです、きっとアレクセイもこの桜を見たのでしょう。