2018年6月20日(水) <術後6日目>
昨夜はぐっすりと眠れたので体力が急速に回復!!歩くスピードもアップしている。睡眠は本当に大事~!!
痛みは続いているのでロキソニンを継続して飲んでいるが、飲む間隔はどんどん長くなってきていて1日3錠から2錠へ減らせている。
午後から主治医の先生の検診があり、合格すれば退院しても良いとのこと。
14:00頃お呼び出し。入院病棟内にある小さな診察室へ。すぐ隣が陣痛室?のようで、ちょうど痛みと闘っているママの声が診察室にも響きわたる 痛みと闘う声を聞いたのは初めてだったので、赤ちゃんを産むことの大変さを改めて知りました。尊敬
産婦人科独特の椅子に座り内診。次にベッドに横になりずっと貼りっぱなしだった防水テープを剥がして傷の状態を確認していただく。
テープかぶれが酷くてテープの形どおりに真っ赤になりカユイかゆみ止めの薬を処方してもらう。
あまりにも痒いようならばガーゼをあてる方法へ変更しますよと言われたが、防水テープを貼っていた方がミミズ腫れのような傷の見た目がキレイに治るとの事だったので、痒みを我慢して再度貼ってもらう。
病理検査の結果は次の来院日。たぶんすべて良性腫瘍だと思いますよと改めて言われたのでちょっと安心。
摘出した子宮の重さは1.6kg。摘出した子宮の写真も頂けました。写真にある目安のモノサシから推察すると、大きさは18×20センチくらい。大きなコブがボコボコあり、一部子宮内部も見られるようになっていたが中にも白い塊やブツブツがいっぱいでした。予想していたよりも大きくて驚きました。
めっちゃグロテクスな写真なのですが、私のストレスやネガディブな思いや、添加物や、毒素などを、全部子宮が受け止めて筋腫にため込んで身体を守ってくれていたような気がして、私から見るととても愛しく思えました。
実は、手術直前に「エンプティチェア」という心理学の手法を教えてもらう機会があり(俳優さんなども役になりきるために使ったりしているようです)、ダメもとで子宮と会話するということにチャレンジしたのです。
椅子を向い合せに2つ用意して、自分と子宮の席を決め、何度か位置を変えながら向かいの相手に向かって話すというもの。
簡単なやり方なので疑い半分で試してみた所、予想以上に子宮さんのキモチがわかりビックリ
正解不正解は別として、本当に不思議だけれど、子宮さんの席に座った時に感じた必死に私を守ろうとしてくれていた健気な気持ちがヒシヒシと伝わってきて涙が出ました。
子供を育てるという本来の使い方を一度もできなかったけれど、別の形で私に寄り添ってくれていたという体感ができたので、子宮を手放す複雑な思いを整理して入院手術に挑むことができました。
もしもこのワークをしないまま入院していたら、幸せオーラ全開の産科病棟での入院は、子供を産めなかった惨めさや劣等感などに苛まれて精神的にかなり辛いものになっていたかもしれません。
私にとっては一生の宝物となった摘出した子宮の写真をブログに載せようかとも思いましたが、拒否反応を覚える方が多数カナ?と思い辞めておきます
夕方に、子供の受診で同じ病院の外来に来ていた元同僚がお見舞いに来てくれました。
4月末付で辞めた会社には彼女しか信頼できる人は居なくて(10歳以上も若いけど)、とてもしっかりしている貴重な友人です。
彼女も育休中なのですが、私が辞めてからのチームの様子や新課長の情報などを集めてきてくれ教えてくれました。
実は、放射線治療時に情けナシの扱いをされたあの会社で(過去記事:契約社員はつらいよ)、休日出勤とサービス残業にも耐えてようやく3年前に念願の正社員になったのです。
しかし・・・私が所属していたチームリーダーが昨年変わり、その人に疎まれて辞める方向に追い込まれ結局現在無職へ
リーダーに上手く合わせられず我慢も出来なくて辞めた自分を責めていた部分がありましたが、大嫌いなクセのある方が新課長になったとのことで、話を聞けば聞くほどやっぱりあれ以上我慢して居続けていても、辿り着くのは<ガン再々発だったよな>と思え、ようやくやっぱり辞めて良かったのだと、自分責めから解放されました
3年前の正社員になる直前の検診では子宮筋腫は3センチ大の物が2個という診察でした。
正社員になってからはサービス残業もますます酷くなり、納期調整という責任ある仕事を本格的に任されたのに、何故かお給料は高卒新卒扱いで(ワタクシ一応大卒なのに)、忙しすぎて検診にも行けなかった3年の間に、数えきれないほどの筋腫を生み出してしまったのです。
辞める前の一年間はパソコンに向かう時間が長すぎて、坐骨神経痛になり、指が炎症で動かなくなり、ストレス性の咳が止まらずとうとう肋骨にヒビが入ったりと身体はボロボロでした。
乳がんや乳がん再発の教訓を全く活かせていない生き方をしてしまっておりました~すぐにやらかすチコデス
皆様、本当にストレス&自分責めは大敵ですよ無理をせず毎日を過ごしてくださいね
余計な話が長くなりました
先生の合格が出たので退院は明日の木曜日でも可能と言われましたが、平日はお迎えに来てもらえないし、帰宅したら食事の支度は自分でしなければならずまだ自信がないので、最大に延ばせる日曜日まで入院を延ばしてもらいました。
そしてこの日の朝までは大部屋一人状態で優雅に過ごしておりましたが、昼前に翌日が帝王切開予定の妊婦さんが入院してこられて同部屋に。
赤ちゃんの心音を聞く機械をつけておられたので夜まで鼓動の音が部屋に響き、その音があるからか携帯も着信音が鳴るようにしておられて、頻繁に音が鳴るので何だかイライラ
今まで大部屋に一人だったことが奇跡のよう
ちょうど体調も良くなりつつあるこの夜からの同部屋で、改めて快適な今までに感謝でした