こんばんは、あゆこです。


今日は、
日本国の創始者として
また初代天皇として
知られる神武天皇について
見ていきたいと思います。

 





●神武天皇はアマテラスオオミカミの末裔

 

神武天皇は、
古事記や日本書紀の中で
日本国の創設者および
初代天皇として
描かれている人物です。


アマテラスオオミカミを先祖とし、
天孫ニニギノミコトの孫としても
よく知られています。


アマテラスオオミカミは
太陽の女神として知られ、
日本の皇室の祖です。


その孫である
ニニギノミコトは、
アマテラスオオミカミから
三種の神器を授かり
日向国にある
高千穂の地に天孫降臨し、
子どもたちを作ります。


そして時は流れ、


ニニギノミコトの孫である
鸕鶿草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)
玉依姫(タマヨリヒメ)の第四子として
神武天皇が誕生するのです。



●畝傍橿原宮で即位

 

神武天皇は45歳頃までは
日向の国で暮らしていたと言われています。



その後、兄や子どもたちを集めて東征し、



・福岡県の筑紫
・広島県の安芸
・岡山県の吉備


 

などをめぐりながら
浪速、河内などへと
進んでいきます。



さらに、
紀伊や伊勢にも進み
さまざまな神々や豪族を服従させ、
近畿の平定を実施。

 



その後神武天皇は、
現在の奈良県橿原市である
畝傍橿原宮を都として
天皇に即位することとなります。



日本書紀によれば
その日が「辛酉の年の一月一日」であり、
西暦に合わせると
紀元前660年(※)の2月11日
なることから、
現在も2月11日が建国記念日として
祝われているのです。


※紀元前660年とは、
縄文時代~弥生時代初期のことを
指すとされる



●神代から人間の時代へ

 

神武天皇が即位するまでの神話の時代は
「神代」と表現されます。


神武天皇は
そんな神の時代から
人間の時代への区切りとなった
重要な人物であり
日本国の歴史を語る上で
欠かすことができません。


神武天皇は今なお
畝傍山の北東のふもとにある
神武天皇陵に祀られています。



この神武天皇陵は、
周囲約100m、高さ5.5mの広い植え込み、
幅約16mの周濠がめぐらされており、
初代天皇の偉大さや功績を感じられます。


また陵のそばにある橿原神社も
神武天皇を祀っており、
開運・招福
健康・長寿を願う多くの人々が
多く参拝に訪れます。


橿原神社は創建以来、
拡張整備が行われており
広大な敷地の中にさまざまな施設が
建立されているのが特徴。



見どころはたくさんありますが、
特に壮大な社殿はみごとな美しさです。

 



また背後には畝傍山があり
北参道にある登山口から登れば
橿原の街並みも一望できます。



絵に描いた美しい風景たちが
参拝に訪れる人の心を癒し、
そして清らかにしてくれることでしょう。