こんばんは!
あゆこです。
今日は、
「月読尊(ツクヨミノキコト)」について
お話していきたいと思います。
ツクヨミは、
アマテラスオオミカミやスサノオと並び、
三貴子(非常に重要な三柱の神)
のひとつです。
でも、
日本神話や古事記には、
ほとんど登場せず
アマテラスオオミカミやスサノオに比べると
ベールに包まれた、
謎の多い神様と言われています。
そこで今日は、ツクヨミについて
詳しく解説していきます!
●ツクヨミは月の神様
アマテラスオオミカミが太陽の神様、
ツクヨミは月の神様。
両者は、
対を為す存在となっています。
実際、イザナギからは
夜の国を治めるように
言われていたそうです。
●ツクヨミの象徴は勾玉
月の神様であることは
名前やエピソードからも明らかですが、
古事記では、
誕生のストーリーを除き、
登場する場面が一切ないため、
神秘的な神様
というイメージが広く伝わっています。
そんなツクヨミの象徴は、
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)です。
勾玉というとこれ。
日本人にはなじみのある形ですね。
日本に伝わる三種の神器には、
・八咫鏡(やたのかがみ)
・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
があります。
それぞれ、
三貴子を象徴する宝物であり
「天皇陛下が所有する品」です。
皇位継承時には、
三種の神器を譲り受けることで
即位が成立することになっています。
そんな三種の神器のうち、
ツクヨミの象徴である
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)だけが
現在も宮中に
現像していると言われています。
*八咫鏡(やたのかがみ)は伊勢神宮に、
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)は、
熱田神宮に現存。
実は、
鏡と剣が奉納された経緯は、
日本神話に取り上げられていますが、
ツクヨミの勾玉は、
ほとんど扱われていません。
こうした背景を持つことが、
ツクヨミの神秘性を
高めているのかもしれません。
●ツクヨミとスサノオは同一の神だった?
神話の中で、
ツクヨミがほとんど取り上げられていない
りゆうとしては、
・ツクヨミがスサノオともともと同一神だった
・あえて登場させていない何らかの理由がある
と言われいています。
*造化三神ではアメノミナカヌシだけ
ほとんど触れられていない、
海幸彦と山幸彦の神話では、
ホスセリノミコトだけ
ほとんど登場しないなど、
3つのうち一柱を登場させていないケースが
他にもあります。
さまざまな解釈が存在していて、
実際のことは明らかになっていません。
謎めいた神であることが、
ツクヨミの魅力をアップさせているとも
言えるかもしれませんね!