こんにちは。
名古屋にてmille-feuille(ミルフィーユ)として
主人と設計やインテリアコーディネートをしている千葉鮎子です。
個人では、主にインテリアコーディネートやリフォームを、
大掛かりなフルリノベーションや美容室、
カフェなどの店舗の設計デザインは
主人と行っています(^-^)
今日は、キッチンリフォームのお客様の
図面を書いていた一日でした~
図面はがっつり書きますよ!!
今回は、キッチンも背面収納(カップボード)も造作するので、
図面は必須。
オーダー家具では無く、
現場で大工さんに作っていただきます。
オーダー家具と、大工さんに作っていただく造作家具の
メリット・デメリットはこんな感じ。
「オーダー家具のメリット」
工場で作るため、大きな機材を使って作る事ができ、引き出しのスライドレールや
ソフトクローズなどの機能の付いた精密な加工が可能。
メラミンやシートを工場で貼ることが出来るので、
選べる素材が豊富。
「オーダー家具のデメリット」
細かい綺麗な納まりが可能だが、費用が高い。
同じものをつくるとしても大体造作の1.5倍~2倍ぐらいかかる。
「造作家具のメリット」
現場で作るのでサイズぴったりに納める事が出来る。
シンプルな作りの物に限るため、オーダー家具よりも安価。
「造作家具のデメリット」
現場で加工、製作できる範囲でカタチや素材を選ばなくてはいけない。
引き出しのレールなど精密な作業は出来ない。
こんなメリットデメリットがあるのですが、
今回は出来るだけ安価に、そして安価になるように作りのシンプルな物で
デザインしていきました(^-^)
シンプルなデザインというのは、
例えばこの写真のような、オープンの棚が代表的。
ただ、素材は合板や無垢材、集成材なんかを使う事になり、
メラミンなどは貼れません。
そして、オーダー家具で作らないといけないレベルはこういったもの。
素材が木や人工大理石など複数あったり、
格子などの細かい加工がある物。
そして、テレビボードになっている引き出しのある家具など。
この、どこまでが大工さんに依頼できる仕事で、
どこからがオーダー家具の範疇なのか?を把握して設計する事が
とても大切。
無理難題を大工さんに強いることはしたくないですし、
費用が掛かったとしても、細かいデザインを求めているお客様には、
しっかりオーダー家具で製作することをお勧めしています(^-^)
造作では引き出しはつける事が出来ないと言ったのですが、
例えばこんな既製品のラックを付ける事は出来るので、
お勧めです!
キッチンやキッチン収納は丸見えにならない配置なので、
見た目よりも使い勝手優先の部分であれば、
こういったスライドラックを付けるのもありですよね。
こういったパーツも色々あるので、
大工さんにも付けてもらえるものを色々探して、設計しています!