こんにちは。
先日、静岡にお住まいのお客様の初回ヒアリングで
こんなお話しがありました。
そのお客様は注文住宅で家を建てられたのですが、
「内装を決める際に、LDKを広く見せたいから
床も明るい色にして、壁も扉も全て白くしたんです。
でも結果的に明るすぎて落ち着かないんです。」
なるほど~。
これ、本当に難しい問題なんですよね。
「広く見せたいから白くする。」
間違いではないんです。
ただこれって、すごくいろんなものをすっ飛ばしていて、
最後の結論だけを話しているような感じなんです。
痩せたいから絶食する。みたいな。
間違いじゃない!でもそれじゃ綺麗に痩せれないですよね。
インテリアやお家の話しに当てはめると、
そのお家の形や天井の高さ、
窓やドアの位置、どこからどんな風景が見えるのか?
どこで寛ぐことが多いのか、、、???
などなどの大前提が抜けているんです。
白いから広く見えるのではなくて、
そのお家の特徴(私がいつも言っているチャームポイント)を把握した上で、
白くした方が広く見えるかどうか?を
考えなくてはいけないんです。
これはもぉお客様(お家)の数だけ答えがあって、
一概に言えないんです。
例えばですが、すごく分かりやすい例で言うと
リビングに一部吹き抜けがあって、
解放感のある空間だったら、
低い天井の一部に羽目板を貼った方が、
お部屋に奥行がプラスされて、より吹き抜けの天井を高く、
開放的に感じるんです。
ちょっとしたストレスも必要だったりするんですよ。
狭い空間からひろーい空間に出たときって、
広い空間をより開放的に広く感じますよね。
わざわざ狭い部屋を作ると言う訳では無いですが、
そういった緩急をつける事がポイントです(^-^)
これは例えば間取りを考えるときだけではなく、
私はインテリアコーディネートの際にも気を付けて
考えています。
それは例えば色の割合や面積、
素材の厚み、明るいところと暗いところなどなど。
世の中には、
「広く見せたいなら白くする」と同じように、
いろんな部分を飛ばして結論だけが出回ってしまっている事って、
沢山あると思うのですが、
インテリアや家づくりには本当に沢山あります(笑)
それを少しでもいい方向へ手招きしてあげるのが私の使命だと思って言います!!(^-^)
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