こんにちは。
名古屋で建築士・インテリアデザイナーとして
活動している千葉鮎子です
最近は、お客様のご提案内容を考えている毎日です(^-^)
ふと思ったのですが、
私のお客様って、ワンちゃん猫ちゃんを飼っている方が多い！！という事
しかも１頭ではなく、２頭かってる方が結構いらっしゃいます
ペットを飼っている方のインテリアや内装選びって、やっぱり
「匂い」「汚れにくさ」「滑りにくさ」
など色々気になりますよね。
今日は、お客様のご提案で色々探していた
ペットと相性のいい床材についてお話ししようと思います！
まず、ペットと相性のいい床材というのは、
ペット用フローリングというものが、
商品としてあるので、それを選べば間違いないのですが、
でもあまり見た目が好みじゃない、、という場合や、
無垢材がいい！！
という場合もありますよね。
(でも今は無垢材ではないけれど、見た目もいいペット用の床材も結構あります！)
そんな時の選ぶ基準にして頂きたいのが、
「硬さ」
「汚れにくさ」
「滑りにくさ」
です！
まずは【硬さ】
一般的に針葉樹と広葉樹で硬い柔らかいを分けて考える事が多いですが、
硬い広葉樹で床材に多く使われているのは、
【オーク、ウォールナット、チーク、タモなど】
柔らかい針葉樹は、
【スギ、ヒノキ、パインなど】
床材って広い面積を占めるので、
お部屋のインテリアイメージに合うものを選びたいですよね。
スギやヒノキはわたしももちろんかっこよくて好きなのですが、
やっぱり雰囲気としては和っぽい感じが出てきますし、
パインは節が沢山あって、本当に柔らかいので、
傷が目立つことが多いです。
なので、柔らかい木というのは、
良く走り回るペットの足腰の負担を軽減しますが、
それよりも汚れや傷が気になる事が多いと思います。
なので、樹種を選ぶ際には、
硬さ柔らかさという観点よりも！
傷が目立ちにくい、またインテリアイメージに合うものを選ぶ！
という観点でOKだと思います(^-^)
次に【汚れ】
汚れがつきにくいという観点から選ぶ場合に気にして欲しいのが、
塗装の種類です！
無垢の床材は、基本的に
【自然系塗料のオイル塗装】と、
【ウレタン塗装】があります。
オイル塗装は無垢材に染み込ませる塗料なので、
汚れも染み込んでいく、、のですが！何かをこぼしたとしても
すぐに拭けばそれほど気になるシミになる事はありません。
(汚れをほっておくと、残ります)
それに、やっぱりオイル塗装というのは経年変化も楽しめますし、
無垢材の風合いを残したまま床材がどんどんいい味になっていくんです。
反対にウレタン塗装は床材の表面に塗膜が作られるので、
もちろん汚れには強いのですが、
塗膜が出来る事で表面が硬くなるんです！
なので、樹種としては硬い広葉樹を選ぶけど、
表面の塗装はオイル塗装にして、
風合いや柔らかさを残しておくというのがお勧めです(^-^)
そして最後が【滑りにくさ】
この【滑りにくさ】ですが、
これも表面の塗装がオイル塗装であれば
それほどツルツルと滑ってしまう事は少ないと思います。
ウレタン塗装でしっかりとコーティングしてあると掃除はしやすいのですが、
ツルツル滑るという事が発生しやすくなります。
なのでまとめると！
柔らかい方がペットの足の負担は軽減できるけど！
柔らかい針葉樹(スギやヒノキなど)ではなく、
インテリアにも合いやすい、広葉樹(オークやウォールナット)を選びながらも、
塗装はコーティングせず、オイル塗装にして、
風合いや滑りにくさを優先する！
そして、、最後に、、
個人的にもう一つお勧めなのが、、
床材の表面を加工する！！というもの！
こんな風に、無垢材の表面を加工できるってご存じですか？？
これは、「マルホン」さんの写真なのですが、
他にもいろんな加工が出来るんです！
マルホンさんのホームページ↓
床に加工を施すことで滑りにくさに繋がるので、
加工して、表面の塗装は汚れにくさ重視でウレタンにする！というのもありかもしれません。
それに海外のインテリアって、結構床が特徴的だったりしますよね～
こんなちょっとラフな床をつかってもカッコいいと思います！！
ワンちゃんや猫ちゃんの特徴も考えながら、床材選びの参考にしてみて下さい(^-^)
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