ある日曜日の夕方、自宅リビングで競馬新聞を見ながらTVの競馬を見ていました。
大学生の長女が、やってきて、
「パパ、アルバイトで稼いだお金おばあちゃんに何か買ってあげたいから、
使ったら困るので、5,000円札渡してお預かっておいてね。」
と言ってアルバイトに出かけました。
そういえば、
昨日の競馬で勝った5,000円札が、ポケットの中に入っていたことを思い出し、
ポケットから取り出し、机の上に並べておきました。
すると、
玄関のチャイムがなり、新聞屋さんが集金に来ました。
「料金は4,800円です」
自分の財布のありかが判りません。
仕方がないので、とりあえず、どちらかの、5,000円札で払わなければ、なりません。
あなたなら、娘のアルバイトで稼いだ5,000円札で払いますか?
それとも競馬で勝った5,000円で払いますか?
80%以上の人は、競馬で勝った5,000円札で支払います。
これが人間の行動心理です。
近代経済学の標準人ホモエコノミスは、極めて合理的な判断をし、
どちらの5,000円札は同じである。
紙幣の5,000円は、同じ価値しかない5,000円と考えるので、
娘に渡された5,000円と競馬で稼いだ5,000円を使う確率は、50%・50%になります。
しかし、現実の人間は、80%の人達は、競馬の5,000円を使い、娘に渡された5,000は使わないのです。
同じ5,000円の価値が判っている人間は、合理的な判断を理解しつつも、感情的な判断として、競馬の5,000円を使います。
人間は感情の動物なのです。