「ただいまぁ〜。」


「お帰り。どうだった?ネズミーランドは。」


「楽しかった!ネズミくんに会ったよ!」


「そう、よかったなぁ。」


テレサはガオンの頭を、優しくなでた。


「えへへ。」


「あ、お風呂、わかしてるから。入ってきな。つかれたろ。」


「あぁ。サンキュ、テレサ。」


「うわ〜い!お風呂お風呂〜!」


ガオン!服を脱ぎっぱなしにしないっ!


「全くぅ。大変だねぇ。男の子は。」


ああ。

とてもやんちゃで、困るんだよぉ。


「けど、かわいいところも、あるよなっ。」


あぁ。


「じゃ、俺様も入って来るわ。」


おう。


「お父さ〜ん!」


「はいはい。今行くよぉ。」


ガラッ!


「なんだ?ガオン。」


「お風呂ちっちゃ〜い!」


「仕方ねぇだろ?そんなアパートなんだから。」


「ガオン、ここのお風呂より、おうちのお風呂が、いーい!」


「わがまま言うな、ガオン!そんなにいやだったら、おうちに帰りなさいっ。」


「いやだ!ガオン、一人だもん!」


「じゃあ、入れ。」


「.....はーい。」


うふふふふ。

リオンの寝顔、かわいい。


「ネルはどーするんだい?お風呂。」


ん?リオンが起きてから、入るよ。


「わかった。」



                             ☆



「ネル、上がったぞぉ〜。」


おう。


「ちょうど起きて、お乳を飲んで、よかったねぇ。」


「う、う〜!」


さ、リオ〜ン。お母さんと一緒に、お風呂入りまちょうかねぇ〜。


「う、う〜!」


あたし達は、お風呂へ行った。


「その後ろを、俺様が、お〜う〜。」


「こら!のぞきをする男は、私は大っ嫌いだよっ!」


「す、すみませ〜ん。」



                          ☆



「う、う〜!」


うふふふふ。気持ちいーね〜。


「あい、あい!」


うふふふふ。

ここのお風呂にも、思い出が詰まってるんだよなぁ。


「『.....ネル。付き合って初めて入るお風呂、どうだ?』」


「『あぁ。気持ちいいよ、とても。』」


「『ネル、大好きだぞ。』」


「『あたしも。大好きだよ、ウルフ一郎。』」


チュッ.....。

.....あの頃は、忘れないなぁ。


「う、う〜!」


はいはい。髪を洗いまちょうねぇ〜。



                          ☆



次の日。


「ありがとな、テレサ、紅葉、アキ、ソラ、クリス。」


「また、遊びにおいで。」


「真莉亜によろしくね。」


あぁ。


「じゃあね、ウルフ一郎、ネル!」


「ガオン、また遊ぼうね!」


「リオンちゃんも!」


じゃあな、みんな。

すると、鏡がピカーッと光り、あたし達は、鏡の中に入った。

そして、光り終わった後、あたし達はいなくなっていた。


「行っちゃったね。」


「うん。」


「さぁ、あんた達!勉強の時間だよ!夏休みの終わりに終わらせないと、遊園地、行かせないよ!」


「は〜い。」



                                ☆



えっ!?満月荘、なくなるんですか!?


「あぁ。一年後につぶれるらしい。」


そうなんだ.....あ、あと、おみやげ、ありがとうございます。


「どういたしまして〜♡真莉亜ちゅわ〜ん♡大好きだよ〜ん♡」


「おい、俺のは。」


「ああん?てめぇのは真莉亜ちゃんが今持っている、クッキーだよ。」


「やった!ラッキ〜!」


「ネズミくんのぬいぐるみ〜!ガオンがあたしのために、買ったんだって!」


よかったね、道華。


「うん!」


道華は笑顔でうなずいた。



                     ☆次回予告☆

はあ〜。最近、仕事なくて.....。

だったら、私のお城の図書館でバイトはどうですか?

は?なんであんたの下で働かなきゃならないのよっ!

働いたら、ウルフ一郎さんに毎日会えるのに。

はっ!行くわ!

うふふ。私の親友が司書として働いているので、是非仲良くしてくださいね!

あんたの親友?

次回、ヴァンパイア♡ラブforever「ロゼッタさん、バイトする。」

愛してるよ、ジュンブライト。



             ★ギロHappybirthday!★


「ギロ、誕生日おめでとう!」


「ありがとう、みんな!ウルフ一郎もごめんね。家でパーティー開いてくれて。」


「遠慮すんなって〜。もしものために病院に行けるように、車停めやすいところでしようって、リリアから提案してくれたんだからさ!」


「私達も、ギロさんのお誕生日、祝うことができて嬉しいです!」


「ガブ、ガブ!」


「あ、こら、ジュンブライト!そのオムライス、ギロさんに取っておいてよね!」


「はーい。」


「お父さん!」


「ん?」


「これ、お父さんにプレゼント!」


「えっ.....うわ〜♡美味しそうなオムライス♡」


「お母さんと一緒に、作ったんだよねー!」


「ええ。ネルおばさんにも手伝ってくれたし。」


「おばさん言うなって!」


「ブロッサムが、オムライスを作りたいって言って、作ったのよ。愛娘が作ったオムライス、食べてあげて。」


「ゔ.....ゔぅ.....うわ〜ん!!こんなの、もったいなくて、食べれないよ〜!!」


「ちょっ.....泣くなって〜!」


「ありがとう。リッちゃん、ブロッサム、ネルちゃん!それでは、いただきます!」


ぱくっ。


「ん〜♡おいし〜い♡」



            ★7月2日はギロの誕生日です!

               盛大にお祝いしましょう!

              Happy birthday ギロ!★