私達は瑚亜の家に向けて

歩いている。

「そういえばさ、お前中1って言ってたよな?」

「そうだよー」

「んじゃ、同じクラスか」

!?

もう分かるの!?

私学校行ってないのに・・

「1クラスだからな」

と剛が付けたしてくれた。

「そっかー。ってことは瑚亜とも同じクラスか!」

「あぁ。てか何で瑚亜知ってるんだ?」

そりゃそうだよね。

いきなり来たんだから知ってるはずがないと思うよね。

「えっとね、瑚亜は前の学校で仲良かったんだー」

「そうか。瑚亜もこの前引っ越してきたんだっけ。

あいつ馴染むの早かったからなぁ」

!?

その言葉にまたもやびっくり。

だって瑚亜はめちゃくちゃ静かでそんな

すぐに馴染めるタイプじゃないと思うんだけどなぁ。

「あの瑚亜がねぇ。。。あっ」

私は思いついたことがあった。

瑚亜は好きな人が出来ると自分の性格を変えてまで

好きな人が好きな性格にする癖があるけど

でも、ちょっと瑚亜が変になるから

あれは苦手だ。

「もしかして瑚亜好きな人いる?」

「俺に聞くのか・・・んま瑚亜が好きなのは多分峻樹(シュンキ)だな。」

あぁ、そっかこいつ瑚亜が好きなんだった。

ちょっと悪いことしたかなぁ。

「ごめんね(?)」

「いいよ。そんな気にしてねーしぃー!」

顔的には気にしてるような顔してたけど

隠してるなら気がついてないふりをしよう。

「よかった。そういえば峻樹くんってどんな人?」

「あいつはめちゃくちゃ優しいし顔もいい。」

「じゃな好きなタイプは?」

「元気な子」

やっぱりかーーーーっ!

でも瑚亜が元気な性格って何か微妙・・・

「峻樹はめちゃくちゃモテる。」

「あぁー瑚亜のバァカァァァァァァァ!」

「どうしたお前w」

「何でもない。」

そんな話をしてるうちに瑚亜の家についた。

何か、さっきまでは会いたかったのに

会いたくないなぁって気持ちもわいてきて・・

「めんどくさい!もう会うは!」

「は?」

「あれ、お父さん。インターホンは?」

私はキョロキョロ辺りを見回して

インターホンを探した。

「な、ない・・・」

「ここら辺の家は皆インターホンはないぞ。ちなみに家も」

「そうなの!?」

「僕も知ってたよぉ♪」

なんだこの弟・・・

ムカつくなこのやろー!!

と私の怒りを制するように

お父さんがお隣さんを呼んだ。

「すみませーん」

・・・・・・・・。

まったく返事がないw

「留守かな?」

私がお父さんに尋ねてみた。

「そうみたいだな。しょうがない次行くか。」

「う、ん・・・」

正直言うとお隣さんだしどんな人なのか

会ってみたかった。

「どちらさんですかー??」

と男の子の声がして引き戻すと

私と同い年くらいの男の子がいた。

「隣に引っ越してきた楠美というものです。」

「あ、俺は富来 剛(トギ ツヨシ)です。」

「ほらっ2人ともあいさつしなさい。」

実はお父さん。緊張している。

お父さんは緊張するとしっかりものになるのだ。

「うちは湖乃華で中1です。んでこっちが裕史で小4。よろしく★」

弟は人見知りだから知らない人と

すぐに話せないタイプだけどなれると調子に乗る。

んま、私は人見知りとかまったくないから

すぐに話せちゃうタイプ。

「おぉーよろしくー」

「では、他の家回るんで失礼します。またよろしくお願いしますね。」

「あ、はい。」

お父さんはそういって他の家に向かおうとしていた。

「お父さんっ私ちょっと瑚亜の家探してきていい?」

「いいけど、どうやって?」

「んまぁ、色々ー♪」

「道に迷うなよ。」

「分かってるって!そんじゃーねー」

どうやって瑚亜の家を探すかと言うと・・・

「剛ー!!」

「おお、えっと・・・な、なまえがぁっ!」

「私は」

「待て!言うな!今思い出す!」

待てと言うから私は数分待った。

「こ、湖乃華だな!」

「せーかい!」

「あ、そういえばお前何しに来たの?」

「そうそう。瑚亜の家教えてもらおうと思って」

私は数分待ったからか忘れそうになっていた。

「こ、瑚亜かっ!?」

なんでかこいつは声が裏返っていた。

「ど、どうしたの・・・?」

「えっと・・・いきなり言うのもなんだけど瑚亜は俺の好きな人なんだ!」

なんだ、こいつ!?

何か、普通好きな人って言わないもんだよね(?)

まだ会って少ししかたっていないのに好きな人言い始めたよ。

「そんな簡単に言っちゃっていいの?」

「うをぉ!?俺なんか好きな人言っちゃったよ!バカだろ俺!」

「バカだよ・・・」

「バカって言ったなお前!このやろぉー!

いや、自分でバカって言ってたじゃないか。

と、思いつつもめんどくさかったからごまかした。

「え?気のせいじゃない?てか瑚亜の家は?」

「あ、そうだったなっ!!今から案内してやるよっ」

よかった。うまくごまかせたよ。

「サンキュ!じゃぁよろしく★」




「ありさっ!あ~りさ!起きなさぁぃ!」
「おかぁしゃん・・・?ココドコはてな5!
「寝ぼけてんじゃないわよっ!駈原町よ!」

「うそぉ!もおついたのかっ↑」
お母さんに起こされた私は
車から降りてあたりを見回した。そしたらなんと
辺りは田んぼ田んぼ田んぼ・・・家(?)
こんな感じでド田舎だった!
私がいままで住んでいた所と正反対でびっくりした。

「田んぼばっかだねぇ。あ、てかうちの家はどこ??」
私はお母さんに尋ねてみた。
「え?ここだけど」
お母さんが言った家は木の家でこげ茶色。
一階のみで二階はなかった。
「パパーっおうちの中入ろっ入ろっ!」
さっきまで、泣いていた弟がもう元気でほっとした。
「入ろうかっ!裕史(泣笑)」
また、お父さん泣きそうになってるよww

「湖乃華も家に入るわよ」
「はぁい」
ドアを開けるとすぐにリビングがあった。
リビングは一階のみだからなのか
天井がすごく高くて上の方に窓があってそこから
太陽の光が差し込んでとてもきれいだった。

「お母さん、ここいい家だねっ!」
「でしょ♪」
「全部屋回ってくるねー」
えっと、ここがトイレか。中は結構綺麗だなぁ。
で、次が和室・・・って事はお父さんとお母さんの部屋か。
お母さんがなんでか和室が好きで、
お父さんとお母さんの部屋は和室と決まっていた。
で、次がお風呂場か。前の部屋より少し狭かったけど
でも、何か落ちついた。
して最後がフローリングの部屋。

八畳くらいの広さで結構広かった。
ここが私の部屋かなぁと考えていたら・・・あれ!?
「裕史の部屋がない・・・」

そんな事を考えていたら

弟がタッタッと私に寄って来て・・・
「おねえちゃんっ!僕たち同じお部屋だねっ!」
「ええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そ、そんなバカな・・・。
「家せまいんだから騒ぐなっ!ほらお父さんと一緒にご近所にあいさつ行ってきてっ」
「はぁぃ・・・」
テンションがめちゃくちゃ下がりつつも
ご近所のあいさつに行くことになった。