日刊ゲンダイ
岸田首相に対し“岸田派議員の応援を優先しているのではないか”と党内からブーイングが起きているという。実際、26日は候補者5人の応援に入ったが、うち3人は岸田派だった。27日も、激戦区とはいえない岸田派議員の応援に駆けつけている。共同通信にまで<派閥のメンバーら身内を中心に回り、足場固めを図った>と解説されるありさまだ。
A判定なのに
岸田首相が26日に現地入りした埼玉1区の村井氏は、確かに立憲候補と接戦を繰り広げている。しかし、茨城6区の国光氏は、自民党が実施したとされる情勢調査でも立憲候補を10ポイント近くリードし、東京20区の木原氏に至っては立憲候補に15ポイント以上の差をつけてA判定だ。木原氏は官房副長官を務める岸田首相のお気に入り。岸田首相は演説で「木原さんは政策ブレーンとして総裁選でも支えてくれた」と演説している。27日に応援に入った東京2区の辻氏もA判定である。
「25ある東京の選挙区は、多くが野党候補と大接戦となっています。なのに、リードしている東京20区や東京2区の応援に岸田総理が入る必要があるのか。優先すべき選挙区は他にいくらでもあります」(自民党関係者)
ただし、岸田首相が応援演説をしても“岸田ノート”を取り出しては「皆さんの声を聞く」というワンパターンで、ちっとも盛り上がらないという。
不満は悪いようにしか言わないけれど
具体的な内容では、酷い、姑息