科学尊重せぬ国「勢いで五輪、医師として悔しい」 医療班参加者
毎日新聞 2021/06/26 17:30
独協医科大准教授の荻野雅宏さん(59)
「安全・安心な大会」を保証する科学的根拠に基づく説明もなく、準備が進む五輪に複雑な思いを抱えたまま――。
今春、五輪・パラ会場の国立競技場で開かれたパラ陸上のテスト大会に参加。医務室の位置や医療スタッフの動線が合理性に欠け、有識者の提言を受け入れない「国の科学へのリテラシーの低さとリスペクトの無さ」を実感した。
「暑さの問題を議論する余地もなく、ただ勢いで開催に向かうように見えるのは医師として悔しい」と葛藤する。【宮間俊樹】
知性無き輩達が
打算のみで
科学を無視し
五輪へ驀進
節操のないアホほど難儀な者はいない