国民の8割以上が、今開催に反対でも
五輪命の関係者
カネカネカアネと響いてる
その一端を以下の記事から
「ボランティアは無償」「電通には億単位のPR費」 組織委員会の欺瞞に見る“”五輪とカネ”の深い闇
文春 本間 龍 2021/04/29 06:10
東京五輪,何より深刻なのは、新型コロナウイルスだ。国内では沈静化の兆しはなく、ワクチン接種も諸外国から大きく遅れをとっている。世論調査でも中止・再延期を望む人が8割を超えている
「やりがいPR」で再び炎上
五輪組織委員会は、ことし3月、8万人を募集する大会ボランティアについて、1日の活動時間が8時間程度で交通手段や宿泊場所は各自が手配し、費用も自己負担とするなどの募集要項案を公表した
「こんな条件ならやりたくない」といった批判の声
「募集にあたってはボランティアのやりがいをわかりやすくPRしていく言った意見が出された。
語るに語るに落ちるとはこのことではないだろうか。待遇面が劣悪であるとして批判が高まっているのに、その批判を横に置いて「やりがいPRを強化せよ」とはどこまで見当はずれなのか驚いてしまう。
しかも、そのPRを実施するのがまたしても電通である。五輪で巨額の利益をあげる企業が人々に無償で働くことの重要さを説くとは、ブラックジョークとしか言いようがない。案の定、ネット上では「ボランティアには一銭も払わないのに、電通には億単位のPR費を払うのか」という批判が渦巻いた。
2018年6月、筑波大と神田外大が「国際スポーツボランティア人財育成プログラム」を開催した。
驚かされるのは、これが有料(2日間で5000円)であることだ。無償ボランティアへの応募のために、有料の講座で資格を取れ(もちろん必須ではないが)というのだから驚きを禁じ得ない。
同じ仕事内容にもかかわらず、ボランティアは何時間働いてもタダだが(交通費のみ1日1000円支給)、アルバイトは時給1600円とあり、1日働けば12000円近くになる。
最後に一つ付け加えるなら、酷暑の問題だ。みなさん、忘れているかもしれないが、東京の夏は本当に暑い。
昨年、東京都では6~9月に熱中症で約5800人が救急搬送され、200人の方が亡くなった。
コロナによる医療のひっ迫の中で、本当に安心安全な大会は可能なのか。組織委は真剣に、現実的に考えてほしい。
熱中症の危険を負いながらの奉仕。ボランティアはやはり、矛盾の縮図なのだ。
参考
コロナが炙り出す「菅政権のための東京五輪」
山田厚史 2021/04/29 06:00 DIAMOND