維新が「ファクトチェック」開始 推進する法人は問題視
朝日新聞社 2021/02/27 20:09
抜粋して転載
地域政党・大阪維新の会は、ツイッター上で「ファクトチェック」の第一弾を投稿した。大阪市の新型コロナウイルス対応を批判するツイートに関する内容だ。
維新の投稿は26日夜。新型コロナ感染者の濃厚接触者だとする人が「(自宅療養期間中に)大阪市の保健所からはついに一度も連絡無し」「まさに放置状態」などと2月12日に書き込んだツイートに対するものだった。
アカウント名が分かる形で引用して、、、反論
日本でファクトチェックを推進するNPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」によると、ファクトチェックには「非党派性・公正性」など国際的な五つの原則がある。
「大阪維新の会は政治団体であり、非党派性・公正性の原則から外れる」と指摘。さらに「ツイートの内容が事実かどうかをレーティング(真偽の判定)せず、あたかも誤情報だという印象を与えている」と問題視する。
ネット上では、今回の維新の動きについて「自己を正当化することがファクトチェックなのか?」「『ファクトチェック』ではなく『吊(つる)し上げ』」「脅迫もしくは弾圧だ」「公党が個人のツイートをさらして、個人攻撃か」といった批判が相次ぐ。
(久保田侑暉、笹川翔平)