植草さんの把握
ダイヤモンド・プリンセスは2月1日の時点で日本への入国手続きを完了している。
したがって、横浜港停泊中の感染者発生も、当然のことながら、日本での感染者数にカウントされるべきものである。
2月3日にダイヤモンド・プリンセスが横浜港に帰港した段階で、乗員・乗客3711人全員に対するPCR検査実施の方針を決定し、順次検査を実施するべきであった。
ところが、安倍内閣は乗員・乗客全員に対するPCR検査を実施しなかった。
検査を実施したのは、わずか273名だった。
そして、衛生環境の悪い狭い船内に3711名を監禁した。
亡くなられた2名の乗客は当初のPCR検査の対象から外された。
安倍内閣の対応の悪さがもたらした人災である。
森友、加計、桜疑惑は、すべて安倍首相の政治私物化不祥事である。
それは、単なる不祥事のレベルを超えている。
刑事上の重大な犯罪事案なのだ。
森友疑惑の核心は時価10億円相当の国有地がタダ同然の安価で払い下げられたこと、膨大な規模での虚偽公文書作成が行われたことである。
いずれも重大な刑法犯罪事案である。
ところが、検察当局はこれらの重大刑事犯罪事案を闇に葬った。
懲役刑が課せられる重大犯罪事案であるのに、すべてを闇に葬ったのだ。
安倍内閣の巨大犯罪はすべて無罪放免にし、安倍内閣の犯罪事実を的確に指摘する人物に対しては過大な刑罰を課す。
暗黒国家を絵に描いたような現実が広がっている。
しかし、矛盾が永続することはあり得ない。