ワクチンも治療法もない新型肺炎。一般人ができる最大の「防衛策」は?
ハーバー・ビジネス・オンライン 2020/02/09 15:31
<文/香山リカ>
抜粋
感染症専門医に聞いた「現時点で知っておくべきこと」
①:コロナウイルスそのものは珍しいものではない。私たちが日常的にひくインフルエンザではないカゼの多くは、4種類のコロナウイルスによって起きるとされる。
②:「治療法やワクチンがない」と騒がれているが、ウイルスにはもともと抗生物質は効かず、インフルエンザなどごく一部を除いてウイルスに特効薬はない。
③:マスクが売り切れて騒ぎになっているが、一般向けのマスクは隙間が多すぎ、空気によって運ばれるウイルスは防げない。ただ、感染者のくしゃみの飛沫に触れないですむ、手に付着したウイルスが口から体内に入るリスクを下げられる、という程度の効果はある。
④:増加する死者数で不安になるだろうが、恐らく診断されていない感染者がかなりの数いると推察され、それを含めると致死率はSARSより低いだろう。また死亡する人のほとんどは高齢者や基礎疾患を有した人であり、一般の人は高熱や呼吸苦への対症療法をするだけで自然に治癒すると思われる。
⑤:中国が情報を隠蔽しているとは考えにくい。
そう考える根拠がいくつか示されています
イギリス国民保健サービス(NHS)がウイルス感染を防ぐ方法として推奨している以下の3つが、結局、いちばん効果的といえる。すなわち、「ぬるま湯と石けんで定期的に手を洗う」「なるべく目や鼻を触らない」「健康的な生活を維持する」。
③に関係して、補足
少し、私の理解とは異なります
ほとんどの場合飛沫感染でしょう
だから、マスクは効果がある
飛沫が手すり等につくことで、手にウイルスが付き、その手で目を触るとかして感染する
だから、手洗いは効果がある
なお、空気中の微粒子にウイルスが付着して感染する場合もあることが確認されました