米世界支配の手口  ベネズエラで今何が?   5/7 | 社会の裏を晒すブログ

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ベネズエラで今起きていることについて。  A


印鑰 智哉さんの一文も、
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https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/3063541110339365
印鑰 智哉フェイスブックよりコピー

ベネズエラで起きていること、たぶん、日本のニュースで見ていると、独裁政府vs民主化勢力の闘いに見えてしまうのだろうけれども、そんな簡単に白黒はっきりできるものではない。事態は深刻であり、憂鬱にならざるをえない。書く余裕はないのだが、決して遠いかなたの出来事ではなく、日本とも関わることなので、少しだけ書いておきたい。

 ラテンアメリカの民衆の主権、決定権を主張する政権が成立すると、周到にそれを破壊する動きが準備される。かつてはその実行部隊は軍や保守的政治家で、それがさらなる反感を生んで、民主化をさらに進める結果となってしまったため、現在、この手法は使われない。
 まず経済的に制約かけることで、社会的混乱を作り出す。多くの市民がその混乱に対して、怒りを強め、反政府活動が拡がる。政府に対してもさまざまなレベルでクーデタの試みがなされるため、政府は外に対して閉じ始め、さらに市民との距離が大きくなってしまう。
 当然のことながら市民に背を向けた政治は許されないし、人権侵害も許されるものでは決してない。しかし、その背後で社会的混乱を作り出す勢力の活動が暴かれない限り、今後何がおきるか見えてこないだろう。
 ベネズエラの政権が崩壊し、新政権となれば、騒ぎが一定、収まった後でまずはベネズエラの石油の利権が多国籍企業に渡されることは間違いない。インフレは収束して騒ぎは収まり、社会は平穏となり、マスコミはその成功ストーリーを宣伝することだろう。しかし、同時に新自由主義的政策が適用され、人びとの主権を奪って多国籍企業の利権へと変えていこうとするだろう。