AKBファンの寛容さが指原の躍進を許した | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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AKBGと坂道シリーズを俯瞰的に冷静に眺めるサイトです。
他のブログとは違う視点で考察していくのでよろしく。


革命はいつだって正義の御旗において実行されます。


悪しき旧習に縛られた体制を破壊することで
新たな時代を創造し未来を明るいものにする。


極端に言えばいつの時代だってどこの世界だって
この理屈において凄惨な革命は実行されてきました。


同じようにこのAKBGにおいても革命ごっこなる
大掛かりな攻勢がAKBに仕掛けられてきたわけです。


その主戦力となったのがご存知のとおり
指原を改革者として信望する支持者達でした。


2013年その革命は見事に成功しあの絶対的に
強かった大島優子を抜き去り指原が王者になりました。


これ自体は誰しも予想していなかったと思います。


ですが実際にそれを実現させた集団がいるわけです。


一方でこの時にはまだまだAKB自体のブランドも強く
対外的にも魅力を訴求出来ていた時代でもあります。


あの日産スタジアムを満員にするほどファンが
駆けつけた光景を見ればそれが窺い知れます。


そしてもちろんこの革命的な新王者に対して
反発もありましたけど歓迎する寛容さもあったのです。


それはなぜか?


指原はAKBの黎明期を共に支え頑張ってきた
大切なメンバーであり家族的な存在だったから。


ですから一度ぐらい変化球があってもいいのではないか?


指原が1位になった事でAKBの多様性を証明できたと
前向きに考えることの出来るファンも沢山居ました。


そう2013年までは。。。


ですがここでAKBのファン達は大きな誤算をします。


これで指原の支持者達は満足し手を引くと思っていた。


ひとつの革命ごっこが収束すれば彼らの欲望も満たされ
また元のAKBへと回帰していけると楽観視していた。。。


ですが彼らは違ったのです。


その欲望を更に肥大化させ本当に指原を唯一無二で
絶対のアイドルにさせることを計画していきます。


自分はあの集団の野心をある事象の中に見つけました。


そうです、恋チュンの怒涛のようなプロモーションと
ネットでのステマ含めた工作への熱意は凄まじかった。


所謂ネットで踊ってみたという一般動画が次々に
作成されてその都度話題になり世間を巻き込んでいった。


更には運営もこの熱量をAKBの繁栄維持の為の
原動力とするべくちゃっかりと乗っかっていった。


メディアでも紹介されるのは恋チュン、恋チュン、
更にはどこでも耳にするのは恋チュン、恋チュン。。。


まるで恋チュン以外AKBには聴く価値のある曲など
無いかのように兎に角この曲中心に回ります。


本気で彼らが指原に与えられたこの楽曲を
世間に洗脳のように刷り込んでいく様は異様でした。


もはやかつての代表曲だったヘビロテも霞むぐらい
AKBと言えば恋チュンがまさに定説となったわけです。


まさに指原という象徴を押し上げることで愉悦していた
支持者達が更には楽曲でも唯一無二の存在を作り上げた。


その達成感という快楽はどんどんと集団をモンスター化させ
当の指原は関係ないところで攻撃的に変質していきます。


この時になってAKBのファン達もようやく気づき始めます。


多様性への寛容という姿勢が逆に悪い意味で
指原の存在を強大にしてAKBを破壊しているのでは?と。。。


そして2014年を迎えた頃にはずっとAKBを支え続けてきた
ファン達の間にかつての寛容さは消えていました。


それどころか指原とその支持者達を明確にAKBに対する敵と
見做すようになるファンが増加していくことになります。


そんな中で運命の2014年の総選挙に向けて事態は混迷を極めて行きます。


次回に続く。。。


以上