紅白歌合戦を観て想う事(AKBG) | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

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AKBGと坂道シリーズを俯瞰的に冷静に眺めるサイトです。
他のブログとは違う視点で考察していくのでよろしく。


最後に紅白でのAKBGのパフォーマンスについて。。。



ここでAKBGと表記するのはもちろん姉妹グループ含めた

混成グループがAKBの実態というのがあるから。



これこそ今のグループが抱える課題を端的に示していると思う。



まずは今回の紅白総選挙については自分はずっと懐疑的だったし

なんでこんなイベントをやってしまうのか?と疑問を抱いていた。



まったく異なる指標が乱立してメンバーもファンも混乱させる

そんなイベントになってしまうことが現実になってしまった。



個人的な感想としてはこれが実人気を完全に反映しているとは思えない。



その理由は総投票数が余りに少なすぎてとてもサンプルとしては弱いから。



もちろんひとつの指標として参考にするのはいいと思うが。。。



今回飛躍した吉田や、市川、大家など確かに通常の選挙に比べて

特異な結果になったしそれにはちゃんと理由があるだろう。



吉田はYoutubeを活用したSNS型、大家はテレビ出演による

メディア型で多くの露出をして知名度を獲得したと推測する。



ただいずれにしてもこれを以って通常の選挙を軽んじて

軽視する風潮が蔓延するならAKB自体には致命的になると思う。



一人一票に近いのはその通りだが実態は熱心なファンが

複数票を投じているのを伝え聞いているので尚更でもある。


寧ろこんなイベントをやってしまったことで一般がAKB自体に

大して関心を寄せていない実態を浮き彫りにしてしまっただけだろう。



これはAKBの運営にとっても誤算だったと思う。



それは今のAKBの実態を正確に把握できていない運営の失態と

いつまでも国民的アイドルなどと奢った姿勢があったからではないか?



だがそれを強行したのは色々と大人の事情があったのは容易に想像が付く。



そもそももうファンは長年の競争を煽るこのグループの状況に

疲れ果てていて前向きに応援できていない方も多いのではないか?



そんな中でこのイベントが益々ファンの求心力を削ぐ形になるのを

自分は危惧していたし恐れていた結果になってしまった。



ただ1位になった山本彩には祝福の気持ちしかない。



彼女が今までグループに貢献してきた姿をずっと

見守ってきたファンならば今回の結果に異論はないだろう。



話を変えるが今回出演した秋元グループの中で坂道シリーズの

2グループと違った演出を要求されたAKBGの実態をどう捉えるか?



言ってしまえば楽曲で魅せるよりイベントの話題性で

盛り上げることを求められてしまっていたということ。。。



これはファンとしては複雑だろう。



今回しっかりと自分の世界観を示して多くの聴衆に

パフォーマンスを伝えた欅坂と乃木坂の2グループ。



一方でAKBGは紅白総選挙というイベントであの短い時間で

煩雑とした中途半端な印象だけを与えて終わってしまった。



しかもメドレーという流れで順位発表も重なって

じっくり楽曲を堪能する余裕さえ与えてくれなかったのだから。。。



だが最初に「River」が披露されたことには意味があると思う。



この曲は2009リリースの井上ヨシマサ氏作曲の傑作であり

まさにAKBが世に出ていく上での大切なポイントになった。



あの頃の世間の偏見に打ち勝って飛び出していこうとする

そんな清廉な世界観がまさにこの曲の本質でもあったから。



これは言ってしまえば今の欅坂の「サイレントマジョリティー」のようなもの。。。



そんな楽曲を敢えて持ってきたことの意味を考えたりする。



この頃の気持ちをまたグループ全体が持てるようになれればと思う。



それを長い月日を経て同じ秋元グループの欅坂が体現しているのは

皮肉でもあるが是非彼女達に刺激されて負けないで欲しいものだね。



最後に順位発表をされる中で呼ばれたメンバーが中央に集まり

「君はメロディー」を披露していたけど改めていい曲だと感じた。



この曲はOGの参加ばかりが話題になっていたけど楽曲として

実はここ近年ではかなり数字としてよかった曲でもある。



それでもヒットと呼べる水準でないのは今のAKBの停滞が

楽曲の評価を無駄に下げてしまう犠牲のゆえかもしれない。



本来はこういった素晴らしい曲をもっとしっかりと披露して

世間に伝えていく必要があるのに中々うまくいっていない。



それは昨今の歌番組でもAKBGはネタやイベント化した

催しばかり与えられて肝心な楽曲の魅力が伝わっていないから。。。



今年はそういった扱いからの脱却もひとつ視野に入れて

AKBの運営はグループをプロデュースして欲しいと思う。



今のAKBはとにかく実態が伴っていないまま数字だけは

なんとか体裁を取り繕って大きく見せているように感じてしまう。



実際には多くの指標で乃木坂に抜かれている中で

一度謙虚に実態を認め挑戦者としてやり直す時期ではないか?



そのためには過去の栄光とは決別してまた新たに

新生AKBとして生まれ変わるための改革も求められる。



せっかくあれだけ多くのファンを魅了した資産があるのに

それを自ら放棄して明後日の方向ばかりでは勿体無いだろう。



是非今年はそんな今までの膿を出し切って再出発できる

そんな前向きな年になることを期待している。



そして是非隆盛の坂道シリーズと共に共存共栄できる未来を。。。



こんなところで終わってられないでしょ、AKBGは!



それでは、また。



以上