これまで、チャンさんの本からわたしなりに読み取ったことを書いてきましたが、この本の本当に素晴らしいところは、
チャンさんが息子たちをスタンフォード大に入れて、いわゆる「エリート」に育て上げたことではなく、
息子たちが大きな夢を抱き、広い世界を力強く羽ばたくための力を授けるために、寝る間も惜しんで教育に力を注いだということです。
息子さんたちは夢を追う過程でたまたまスタンフォード大に入っただけで、スタンフォード大は子育てのゴールでもなければ、子供の人生の目標でもありません。
この本には、チャンさんのそのような思いが隅から隅まで詰まっています。
そして、息子さんへの限りない愛情もビシバシと伝わってきます。
そんなところが、わたしがこの本を我が家のバイブルにした理由です!(笑)
最後に、この本に書かれている、もう一つの大切なことをご紹介します。
それは、子供の自己肯定感 "self esteem" を育てることです。
子供の自己肯定感が大切であることは、今はもう定番中の定番の話ですが、やはりチャンさんもとても重要だと考えています。
自己肯定感は、幸福感や自信、努力する力、つまり、子供の人生を幸せにする礎となるものです。
自己肯定感は、親(またはそれに代わる保護者)が無償の愛を注ぎ、子供がその愛を心から信じることで育ちます。
この本を読んで、わたしも、子供に心から安心してもらえるように無償の愛を注ぎ、子供のためになることは何かを頭をフル回転させて考え続け、全力で息子と向き合っていこうと、決意を新たにすることができました!