2年前の
とある少女は

今となっては
透明少女だ



なんら変わらない
苦しみの雨にずぶ濡れのままだ
雨曝しのままだ



涙は隠れるからいいけれど


時折、ふっと一瞬
一筋分の晴れ間もあるけれど


大抵は雨曝しだ。


もはやそれが
私を説明するに値するのかもしれないね。








兎にも角にも
雨曝しだろうがなんだろうが
死にたがりなのか生きたがりなのかなんだろうが
少し先の未来に
救いの音楽が待っているから
それまでは生き延びないと。