パワースポットというと、社寺仏閣や、ご利益のあるところを指すことが多い気がしますが、
自分にとって何かを感じるところであれば、そこはパワースポットなのだと思えた場所。
中正紀念堂です。
その場所に立った瞬間、何とも言えない心地よさと、足裏からグワッと上がってくるエネルギーを感じ、
ここは私にとって、相性のいい場所なのだと感じました。


白くて大きな建物が、とても美しい。

来てよかったなぁと、心から思えました。
敷地は驚くほど広く、観光客のみならず、音楽のイベントを
やっていたり、チャリティーバザーをやっていたり、
皆自由に過ごしている印象でした。
(許可は必要なのかも知れないけれど)
ここ、私が今回台北で一番好きだった場所です。
何時間も過ごしてしまいそうなくらい、本当に居心地がいい。
私の気持ちの奥底が、ここの空気と共鳴し合ったのでしょう。
またひとつ、大好きな場所が増えました。
もっとここにいたかったけれど、もう夕方になってしまったので、のんびり歩きつつ、ホテルへ戻ります。
途中、もうひとつ私の立ち寄りたかった場所へ。
二二八和平公園です。

足は第二の心臓とも言われていますね。
玉砂利を敷いたような歩道を素足で歩き、
足裏を刺激することにより、健康になるという発想です。
いかにも中華圏らしい!
私は見たことがないけれど、日本にもあるのかしら?
こんなのどかな風景もありつつ。
私は、歴史に詳しくはないので、台湾の人たちがどれほど重い過去を持っているのか、
正直きちんと理解出来ていないところがあります。
日本が植民地支配したことは、決して許されることではない。
自分たちの文化を封印し、言語を変えることを強いられたこと。
もし、自分がその立場だったとしたら、どう思ったのだろう。
しかし、敗戦により日本軍が撤収した後の台湾のことを思うと、
それもまた、複雑な気持ちになるのも事実で。
そんな過去を背負っていても、日本に対して好意的な気持ちを持ってくれている、
台湾の人たちの優しさに、私は胸がいっぱいになるのです。
ごめんなさいと、ありがとうが入り混じって、言葉が出なくなってしまいます。
アジアを訪れることは、とても魅力的ではあるけれど、心が痛くなることも多々あります。
戦争とは、むごいものです。
人間が、人間であることをやめてしまうようなものです。
今の私に出来ることは、過ちを繰り返さないように、気持ちを強く持つこと。
そして、手を合わせることだけだと思います。
いろいろな気持ちを抱えたまま、街並みを眺めながらホテルへ戻りました。
さて、旅も終わりに近づいてきて、どうしても私がしておきたかったことをすることにしました。
それは、マンゴーのかき氷を食べること。
マンゴーのシーズンは終わっており、営業しているお店も少なそう。
(マンゴーが採れる4~10月までの営業のお店が多いみたい)
それでも、ガイドブックを頼りに、見つけたお店へ行ってみることにしました。
もうクタクタだったけれど、旅先での後悔は残さない方がいい。
地下鉄で行ったら隣の駅なのだけれど、またしても私たちは歩いて行くことに。
いい加減、いい歳なのだから、少しは楽することを考えたらいいのに!
詳しい地図がなくて、見つかるか心配だったけれど、無事たどり着くことが出来ました。

念願のかき氷!!
海外で氷を食べることは、衛生上良くないと言われますが、
そんなの関係ない。
お腹を壊したら、その時はその時。
(なーんて強気だったら、カンボジアで酷い目に遭ったけど)
これは私のバースデーケーキの代わりだよー\(^o^)/
ミルク入りの氷にしてみましたが、ほんのり甘くておいしい。
普段甘いものを食べない夫も、”これはいける”と
言っていました。
珍しい・・・。
甘いものを食べたけれど、不思議とお腹は空くものですね^^;
ホテルの近くまで戻って、食事場所を探すとしましょうか。
つづく。
Ayu