うちの職場の客層は、高齢者が多いので、
日々いろいろな方々から電話が掛かってきます。

最近、多いなと思うのは認知症気味の方。
夢と現実の間をさまよっているような方も多く、
あまりに酷い方は、仕方なく受付付加にしています。
だって、申し込んだことすら忘れてしまうから。

受け付けたふりをして、なかったことにするのは、
とても心が痛むのですが、相手はそんなこと気にしていない。

でも、不思議なもので、自分の楽しかったときの記憶は、
なかなか消えないようですね。
子供時代に過ごした近所のこととか、
ずっとしてきた仕事のことなどは、なかなか忘れないようで、
そういうのが見え隠れするのが、またせつない。

誰にでもやってくる老い。
それを目の当たりにするのは、他人事ながら、
とても複雑な気持ちになります。
身体は元気でも、頭が追い付かないと言うのは、
何と言ったらいいのやら。

今をめいっぱい楽しもう。
出来ることを、一生懸命やらないとなぁ。



Ayu