帰宅中の電車の中で、震災関連のニュースをスマホで見ていたら、
うっかり泣きそうになっています。

2年前の今日の出来事は、断片的に思い出すだけ。
信じられないほど雪が降ったことや、偶然職場が向かいだった
さてぃえさんや3号と会ったときに、心から安心したこと、
ビルのガラスが割れたり、街灯が折れて落ちていたこと。
とにかく、寒くて寒くて仕方がなかったこと、
携帯のバッテリーが減っていくのが、ものすごく怖かったこと。
その日の夜は、真っ暗な部屋の中で、一晩中歌を歌いながら、
ひたすら片づけをしたこと。

そんなことを思い出します。

あの時のことを、どうやって乗り切ったのか。
どうやって、自分の部屋を元通りにしたのか。
あんまり覚えていないんですよね。

でも、生きていて良かった、と思えたのは始めの頃だけで、
生活の不自由さからストレスを抱え、
時間が経つごとにワガママになる自分にうんざりしたりとか。
とにかく空腹を紛らわすために、目の前の食べ物はすぐに食べたりとか。

そして何より、忍耐強い“東北魂”をどれほど誇りに思ったことか。

そういう、気持ちの変化のことはよく覚えているなぁ。
また、そういうことを忘れないように、毎日ブログを更新し続けたなぁ。

昨年の今日は、気仙沼へ行った。
そして、今年は京都でこの日を迎えた。

近鉄の駅には半旗が掲げてあった。
そんなに大きい駅じゃないのに、他人事じゃない感じが、
何だかとても嬉しかった。

まだ2年、です。
東北は、まだまだ元通りには程遠いです。

自分には何が出来るのか、日々考えていかないとね。



Ayu