私は、モノを持つのが苦手です。
 
何故なら、管理が出来なくなるから。
そして、身の丈に合わないものは持ちたくないから。
 
お金に関してもそう。
あったらいいなと思いつつも、必要以上には持てないし、使えない。
損な性格だと思うのですが。
 
東南アジアの人たちの笑顔が、私の心にいつもあります。
家族みんなで、仲良く暮らしている姿が、私の心に焼き付いています。
家族揃って食べるごはん。
店番をするお母さんの隣で眠る、小さな子供の姿。
 
日本に比べたら、信じられないくらい大変な生活を強いられている人たちも多いでしょう。
そんな中でも、こちらが見ていてほっと和む瞬間がある。
私が忘れかけているような部分を、思い出させてもらうことがある。
 
私が思う幸せの、一番大切な部分。
 
私は人からお金を戴くのが、とっても苦手です。
働くことは大変なこと。
それを分かっているので、人から戴いたものは簡単には使えない。
無駄遣いしないように・・・と、考えすぎてしまって、結局使えずに逆にストレスを抱えたりして。
”何かあったら使って”と言われても、きっと私にとっての”何か”は、
ずっとないような気がする。
 
家族からの結婚祝いを、断ってしまいました。
働き始めてから、時々戴いていたお小遣いも、返してしまいました。
親が可哀想だと、散々責められました。
 
でもね。
使えないのよ、本当に。
戴くなら、必要な分だけでいい。
 
いろんなタイプの人間がいます。
私は、自分の出来る範囲で、無理せず暮らしたい。
たくさんのモノは、必要ないのです。
 
理解してもらえるまでは、まだまだ時間が掛かりそう。
これまで見てきたこと、経験してきたことが違うから、仕方がないんだろうな。
 
幸い、彼は私のそんな性格を分かってくれています。
それだけでも、本当に良かった。
 
 
Ayu