忙しくなったり、ストレスが溜まると、本屋へ行きたくなります。
 
毎日忙しいと言いつつ、時間の合間を見つけては、結構本を読んでました。
今月は、だいぶ本を買ったな~・・・。
毎日の出来事から逃げることは出来ないので、本の世界で気分転換&現実逃避、です。
 
雑誌で紹介されていて、とてもとても興味があったので、買ってしまった本。
”「とりあえず、5年」の生き方”です。
 
とにかく、私にとってタイトルがとても印象深かったのです。
 
余生を残り5年として考えて、5年後に自分がどうなっていたいか、
それを考えながら今を生きる。
もしその5年が経過したら、また5年の寿命をもらったと思って、
5年後にどうなりたいかを考えてみる。
人生は、大体5年スパンで変化して行くようです。
 
何より、明日死んでも後悔しない生き方をしましょう、と、提案しています。
 
この本には、”棺桶リスト”というワークがあります。
あと半年後に死ぬことが分かっていたら、これだけはしておきたいということは何か?
あと5年後に死ぬことが分かっていたら・・・。
そういうことを、書き出してみるのです。
 
そうすることで、自分が大切にしているもの、どうしてもやっておきたいことが、
見えてくる仕組みになっています。
 
東日本大震災を経験し、人の命の尊さや儚さを、イヤと言うほど実感したはずなのに、
時間が経つにつれて、そういう気持ちが薄れてしまっているのが事実です。
ついうっかり、自分の前にはまだまだ長い人生が続いていると思ってしまう。
 
老後に備えて・・・と、あれこれ準備するのは大切なことだけれど、
果たしてその老後が来るかどうかは、誰にも分からない。
 
だからこそ、将来に備えつつも、やりたいことは我慢すべきではないと、
この本を読んで感じました。
 
やってみたいと思いつつ、先延ばしにしてきたことや、
今しか持つことが出来ない、大切な人たちと過ごす時間。
 
32歳の私の人生は、もう二度と戻ってこないのだと思うと、
一瞬たりとも無駄に出来ないような気持ちになります。
 
こうしている間にも、時間はどんどん過ぎ去って行って、楽しかった時間も思い出に変わる。
私だけではなく、私の周りの人たちの時間も、どんどん過ぎていく。
”今”この状態で、周りの人たちと関わって行けるのも、”今”しかない。
 
当たり前のことだけど、これって凄い事だなぁと思う。
 
人生満喫しましょう。
気持ちはどんどん伝えていきましょう。
いつ終わりが来てもいいように。
 
 
Ayu
 
*「とりあえず、5年」の生き方 諸富祥彦・著
 実務教育出版
*ISBN978-4-7889-0787-4