ちょっと、重い内容になってしまうかも知れない。
 
さっきまで、”天国にぶっ放せ!!”ということで、鎮魂花火が上がってました。
仙台で一番天国に近い場所、泉ヶ岳で。
 
今日の仙台はあいにくの雪。
我が家からも見えるかな・・・と思って、ベランダへ出てみましたが、やはり見えず。
ずっと、ネットの中継を見ていました。
 
打ちあがった花火は、2万発。
そう、犠牲になった方々と同じ数です。
 
3月10日。
きっと、みんなが当たり前に幸せだった日。
 
この花火は、あの日些細なことでケンカをしたまま、別れ別れになってしまったご夫婦の、
奥様からの依頼で、実現することになったそうです。
みんなの想いが、天国へ届きますように。
ありがとうや、愛してるや、ごめんなさいや・・・。
たくさんの気持ちがこもった花火です。
 
解説も何もなく、ただ淡々と花火を上げて行くこと、何と1時間。
2万人という犠牲者の数を、改めて実感して、泣きながら画面を見ていました。
 
ひとつひとつが、みんなの命なのです。
青くて大きいのは、お父さんかな?
赤いのは。お母さんかな?
小さいのは・・・。
 
何だか、”精一杯生きなさいよ”と言われているような気がして、
花火が綺麗な分だけ、余計にも胸が締め付けられる思いでした。
 
今、1年経って花火を見ている私。
こうして、今も命を繋いで行けること。
人の一生なんて、本当に分からない。
何故、あんなに多くの方々が、犠牲になってしまったのだろう。
 
昨日、親友が無事女の子を出産しました。
お腹にいるときから、”この子はきっと誰かの生まれ変わりだと思う”と言っていた彼女。
とても可愛い赤ちゃんの写真が、メールで届きました。
 
失われた命があれば、新しく生まれる命もある。
 
生きることは、大変なことも多いけれど、本当に尊いことです。
縁があって出会えた人たち。
自分の人生の中で、一緒に笑い、泣き、時にケンカのできる人たち。
 
生きていることは、当たり前のことではないのですね。
 
生まれてくる場所や、環境は選べないけれど・・・。
私は、ここ東北に、宮城に生まれて良かった。
素敵な人たちがたくさんいると知ったから。
 
みんなと、出会えて良かった。
 
震災から1年になる明日。
私は気仙沼へ行って来ます。
ただ、そこで何が起きたのか知る為に行って来ます。
 
気仙沼に住む友人と、会えることになりました。
ダンナさまとの都合があえば、志津川にも行けそうな感じです。
 
小心者の私は、現実を受け入れられるのかかなり不安ですが・・・。
逃げている場合ではないのだと思いました。
そこで、一生懸命生きている人たちがいるのですから。
 
朝7時過ぎのバスに乗って、3時間。
宮城の中でも、気仙沼は遠い・・・。
 
現地でしっかり手を合わせて来たいと思っています。
 
 
Ayu