紅白に出場決定と知り、先ほど初めてyou tubeで聴いてみました。
 
・・・本気で泣かされました^^;
 
なんだろー・・・。
特別感動できるような歌詞が入っているわけではないけれど、
福島への溢れる愛情が伝わってきて、聴くほどに心に沁みました。
 
何となく、私が好んで聴いている、60年代の音楽に近い気がして。
真っすぐな、メッセージ性の強い音楽が好きなのです。
 
ふるさとに対する想い。
少なからず、あの震災で自分のルーツを意識した方々がいらっしゃると思うのです。
私もその一人。
 
生まれ育った東北の地が、姿を変えてしまうのは本当に悲しかった。
ただ見ていることしか出来ず、自分の小ささを知りました。
でも、東北人が持って生まれた忍耐強さ、のんびり気質があったからこそ、
あれだけの危機を乗り越えられたのだと思いました。
 
正直、なかなか終わりが見えず、むしろ被害が拡大しているように感じる原発問題や、
それに伴うネット上での厳しい意見を目にするたび、気が滅入ってしまい、
今も街に溢れる”We Love 仙台”や、”頑張ろう!東北!”の文字に、
”もういいよ・・・”と、ちょっとうんざりしていた今日この頃でした。
 
自分自身、いつまでも被災者ぶっている気がして、それにも嫌気が差していました。
でも、なかなか気持ちは戻らないし、どうしようかなぁ・・・って。
 
今も、手探り状態で進んでいる感じはあります。
仕事柄、日々耳にする言葉は”震災復興”ばかり。
いつになったら復興するの?元通りになるの?と、疑問ばかりが浮かんできて、
途中で投げ出してしまいたくなることもしばしば。
 
まぁでも、私たちが諦めるわけにはいかないですね。
だって、この場所が好きですから。
時間が掛かっても、安心して住める東北を取り戻したいですから。
 
明日から12月。
職場の、ヨレヨレになってしまった卓上カレンダーも、あと1枚。
地震の揺れで、いつも職場で飲んでいるお茶を入れたタンブラーが倒れてしまい、
それすら気づかぬままに避難した結果、カレンダーに全て染み込んでしまいました。
 
代わりのカレンダーを用意したかったのですが、会社の中がメチャクチャになってしまい、
遂に見つけることが出来なかったので、乾かしてそのまま8ヶ月使い続けました。
 
あのカレンダーを来月末に処分するとき、私の気持ちもリセットしようと思います。
 
 
Ayu