風は強いけれど、暖かくて良い休日です。
電車で30分程度。
本当にプチ旅行です。
目的は、干支記念館。
各干支の守り本尊様が、大きな仏像になって、私たちを迎えて下さいます。
震災のことがあり、果たして松島はどうなっているのだろうと、
心配しながら訪れましたが、観光客の方もたくさんいらっしゃって、
松島の牡蠣もたくさんお店が出ていました。
干支記念館も例外ではなく、あの日は津波が押し寄せ、
私の胸くらいの高さまで水に浸かったそうです。
4~5日経ってようやく水が引いたそうですが、
奇跡的に仏像様たちは無傷。
・・・ある1体を除いては。
今ではもう修復が終わって、展示されているのですが、
文殊菩薩様だけは大破したそうです。
文殊菩薩様は、今年の干支である、卯年の守り本尊様。
偶然なのかも知れません。
でも、どうしても文殊菩薩様が他の神様を守ったと思えて仕方ないのです。
こちらの仏像は、日本では数少ない脱活乾漆像です。
有名なところでは、鑑真和上座像や、阿修羅像と同じ作り方です。
でも、日本で採れる漆は非常に少ないため、
8世紀以降はほとんど作られていません。
そのため、わざわざ中国で作ってもらったそうです。
そんな貴重な仏像様が、ここ松島にあるなんて!!
まだ新しい、キラキラした仏像様。
これまで仏像巡りをしてきましたが、新しい仏像を見たことがないので、
何だかとても不思議でした。
もうひとつ、不思議な体験を。
こちらの館長さんが、ガイドをして下さったのですが、
私の守り本尊である、大日如来の前で、
大日如来様の言葉を代弁して下さいました。
私の持って生まれた性格や、今後のこと。
ひとつひとつ、ありがたくお聞きしました。
お話を伺った後も、何だか離れがたくて、
しばらく大日如来様の前で、座って眺めていました。
とにかく、私は人に恵まれる人間だから、周りの人を大切にしなさいと、
大日如来様はおっしゃっていました。
心当たりが非常にあるので、私の心の中に刻み込みました。
結局2時間近くを干支記念館で過ごし、
少し散歩をして、たい焼きを食べて帰ってきました。
行ってみて、本当に良かった。
遠くへ行かなくとも、こんな近くで一人旅気分を味わえるなんて。
松島、いいとこだなー・・・。
また近々、足を運んでみようと思います。
Ayu