ホテルの前に張り込みをしに行きました。
リュックの中には、ダライ・ラマ法王の本を1冊。
腕には念珠を、そして、アジアのお坊さんが身に着ける袈裟と
同じようなカラシ色のストールを巻いて。
当然の事ながら、お目に掛かることは出来ませんでした。
どこにいらっしゃるのかも分からないので、
今日法話をされる会場付近に行ってみましたが、
その辺りも全然警備が厳しくなくて、果たしてどこを通って
会場入りされたのか、それすら分からぬままで。
だいぶ歩いて近くまで行ったので、昨日法王が法話をされたお寺を、
お参りして帰ってきました。
歩き続けること2時間。
冷たい雨が降っていたので、すっかり手が冷えてしまいました。
でも、不思議と心は満たされました。
昨日、確かにここに法王はいらっしゃった。
それだけで、何だかとても尊いものを得たような気持ちになりました。
日常生活では、ほとんど宗教を意識することはありません。
でも、今日こうして時間を過ごしてみて、ほんの少しだけ
聖地を巡礼する人たちの気持ちが分かる気がしました。
結果ではなく、そのプロセスから学ぶことがありました。
過去、ひとつだけ願いが叶うなら、何を願うか?と質問されたとき、
“ダライ・ラマ法王にお会いしたい”と思ったことを思い出しました。
それを実現させるために、動いたこと。
多分私は、この気持ちをずっと忘れないと思う。
絶妙なタイミングでの出来事。
私に知らせてくれた友人に感謝。
今度法王が来日されたら、講演を聞きに行きます。
また新しい目標が出来ました。
Ayu