京都人から、”仙台での祇園囃子楽しみ?”と、メールが来ました。
 
何のことかと思ったら、何と8月の仙台七夕へ、約40人の町衆が来て下さって、
祇園囃子をご披露戴けるとか!
府外に派遣されるのは、ごくごく異例のことらしいです。
 
京都らしい復興支援。
ニュースを見ていたら、涙が出て来ました。
 
祇園祭は、平安時代の貞観11(869)年に東北地方で起きた「貞観地震」などの
悪疫を鎮めるために行われた「祇園御霊会」が起源とされるそうです。
東北の大震災が、遠く離れた都でのお祭りのルーツになっているなんて。
 
何だか、歴史の重さを感じます。
脈々と続く時の流れが、今を生きる自分にも繋がっている不思議。
京都へ対する想いが、また少し深くなりました。
 
例年、七夕飾りは3月くらいから製作に入るそうなのですが、
今年は震災の影響で開始が遅れ、今急ピッチで作業を続けているそうです。
今年のテーマは、”復興と鎮魂”。
祇園囃子の音色が、七夕祭りに彩りを添えてくれることでしょう。
 
今年は、少し違った気持ちで迎える、七夕祭りになりそうです。
 
そして、今日は震災の影響で中止になってしまっていた、青葉祭りのすずめ踊りをやってました。
衣装に「頑張ろう!東北」のステッカーを付けて、笑顔で元気に踊る人たちを見ていたら、
胸に熱く込み上げるものがありました。
 
なんか、すごいよね。
エネルギーの塊を見ているような気分でした。
 
震災から100日が経過しました。
皆それぞれの想いを抱えながら、ここまで過ごしてきたことでしょう。
 
残った私たちが、この街を元気にしなきゃ。
以前と変わらず、笑顔の溢れる毎日にしなきゃ。
 
まだまだ頑張るべき時は続きます。
皆さんの力を借りながら、前へ進んで行くしかない。
 
しかし、何だか涙腺が緩くなった~・・・^^;
 
 
Ayu