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今日は午前中に、ギターのレッスンへ行きました。

ギターはすっかりご無沙汰です。
不思議なもので、私に一番元気をくれるはずの音楽を、
震災以来聴いていません。
何となく、そんな気分になれなくて。

同じ理由で、ギターもほとんど触っていませんでした。
地震で倒れてしまったギターを、ちゃんと鳴るか確認するために弾いたくらい。
気分転換に、弾いても良かったのですが、手が伸びませんでした。

だから、今日はほとんど練習しない状態のレッスンです。
先生も、状況を分かってくださり、のんびり指馴らしからスタートしました。
弾いていなかった時間が長すぎて、思ったように指が動きませんでしたが、
これからまた少しずつ、元に戻していきます。

午後は、久々友達と会いました。
彼女に会うのは、震災時に会社へお弁当を届けてもらった以来。

何となく、お互いに落ち着かず、時間を作れずにいたのですが、
今日は思い切って会うことにしました。

街はほぼいつもどおり、活気づいていたのですが、
やはり気持ち的には、完全復活とはいきません。
知人や身内を、津波で失ってしまったことは、
心の深いところへ闇を作ってしまいました。

今自分達が出来ることは、亡くなった方々のために、精一杯生きること。
そんなことは充分分かっています。
でも、“あれさえなければ・・・”と思ってしまうのも、また事実。

度重なる余震にも、そろそろ疲れました。
原発のことも、知れば知るほど不安になります。

自分の健康、そして、いつか生まれてくるかもしれない、
自分の子供の健康のこと。
考えればキリがありません。

話のほとんどが震災のことになってしまいましたが、
それでも久々に一緒にランチが出来たこと、ずっと連れていきたかったお店で、
デザートプレートを戴きながら、ホッとすることが出来たことは、
本当に良かったです。

喋り足りなくて、スタバへハシゴ。
こんな感じ、本当に久しぶり。
お店が開いてくれて幸せ♪

彼女が、とてもいいことを言いました。
“救援物資は、単にモノを受け取るだけじゃない。
いろんな人の、気持ちを受け取るということ”

彼女も私も、職場から物資を戴くことが出来ました。
食料が有り難かっただけではなく、それ以上に感動できたのは、
送ってくださった方々の、温かい気持ちが見えたから。

だから、今度は私の番。

買い物をしたとき、お釣り分をレジの横の募金箱へ入れるのですが、
金額が少ないかな?とか、あれこれ考えすぎていました。

でも、自分の気持ちが届くなら、それでいいじゃない!と思えました。

余裕があれば、まとまった金額を募金出来るのでしょうが、
それが出来ない私は、少しずつ続けていきます。

千年に一度と言われる、大災害に遭遇した私たち。
アンラッキーなことかも知れないけど・・・。
でも、今この年齢で経験できて良かったです。

阪神大震災の時は、中学生だったから、何も出来なかった。
どこか遠くで起きた出来事という感覚があった。

でも、今は違う。

いろいろな経験をして、日本を、そして世界を前より広く見られるようになった。
自分で働いているおかげで、多くはないけれど使えるお金もある。
何より、自分達が立て直さねば!という気持ちを持てた。

それって、ある意味“強み”だと思うのです。
今後を生きていく上で、大きな原動力になる。

今まで自分のために続けていた、いろんなこと。
今は、もしかすると誰かのために・・・と思えます。
見えない“誰か”を思うと、頑張れる気がします。
だから、投げ出している場合ではありません。

東北が好きです。
ここに生きる人が好きです。
そんな気持ちを再確認できたことも、貴重な私の財産。

写真は、今日戴いたキャラメルタルトと、キャラメルクリームコーヒー。
(写真の向きが微妙ですが)
優しい味に、思わず笑顔になりました(^-^)



Ayu