本当に、そんなに時間が経過してしまったのか・・・と、
今さらながらに思っています。

それは、あの出来事をリアルタイムで知らないからかも知れない。
私が出会ったとき、彼はもうここにいなかったからかも知れない。

私が彼を知ったときには、もう伝説の人だった。
彼が遺した作品を、噛み締めるように聴き続けた。

とにかく、亡くなった後も話題が尽きることはなかったけれど、
彼の作品が、もうこれから先増えることはないんだな・・・と思ったら、
本当に悲しいと思った、14歳の頃。

あぁ、中学生だった私も、もうすっかり大人になったのか。

毎年毎年、考えることは同じ。
そして、この日だけは思い出したように、イマジンを聴く。

私の中で、彼の存在は本当に大きい。
今の私を作ってくれた、大切な音楽。

今年も、この日がやってきました。
静かに、穏やかな気持ちで、彼の音楽を聴きたいと思っています。



Ayu