ずーっと探し続けていた本がありました。

”私の旅に何をする。””ときどき意味もなくずんずん歩く”を読んで、
独特の雰囲気にすっかりやられてしまった私は、
どうしてもこの本を読みたかったのです。

”東南アジア四次元日記”

しかし、探せど探せど見つからない。
それもそのはず、実はこの本は絶版になっていたのです。

最悪、ネットで中古品を買うしかないかなぁ・・・と、半ば諦めていたところ、
昨日偶然本屋へ行ったところ、平積みになっているのを発見!!
すぐに購入しました。

どうやら出版社を変え、再出版されたようなのです。
何と言う偶然♪

昨日から少しずつ読み始め、今日も暇だったのでスペイン語を勉強しようと、
近所のカフェに行きました。
その時、気分転換に読もうかな・・・と、この本も持参して。

しばらく勉強したら、飽きてきたのでこの本を読み始めました。
でも、数分で私はカフェを出ることに。

うっかり笑いそうになってしまうので、外で読めたものではありません。

著者の宮田珠己さんは、10年勤めた会社を辞めて、
東南アジアを放浪する旅に出ました。
旅先で見つけた、変なもの(寺院で見つけたものが多い)を集めたのが、
この本です。

しかし、よく会社を辞めてまで、こんな旅に出たなぁ^^;

長期の旅と言うと、どうしても”己を見つめる”とか、そういう目的を持ちたくなりますが、
宮田さんは全くそんなことはありません。
ただ面白いものを見るためだけに、東南アジアを放浪し続けた結果、
ただそれだけです。

不思議なもの・おかしなものは私の大好物。
もう、旅に出たくて仕方がありません・・・。

そうそう、旅から何かを学ぶ必要なんて、ないのかも知れないね。
普段出来ない経験をして、たくさん面白いものを見られたら、
それでいいのかも知れない。

人生、難しく考えている場合じゃないですね。
全てに於いて言えると思うけど。

とりあえず、私は前から気になっていた、”ヤギ顔の悪魔”がいる、
タイのお寺の名前が分かって大満足。
さすが宮田さん、私のツボを抑えていらっしゃいます!!

私も、全力で面白いものを探したいなぁ。
それをたくさん自分の中にコレクションして、”何だか知らないけど、楽しいね”と
言えたら、きっと私の人生は大成功だ。
うん、きっとそうだ。



Ayu

*東南アジア四次元日記 宮田珠己・著
 幻冬舎文庫
 ISBN978-4-344-41507-2