今日は、何だかとても清々しい日です。

両親が遊びに来ていて、1日中食べたり飲んだり、
そして、いつものごとくたくさん歩いて、身体はクタクタ。
買い物をした荷物が増えてしまい、それをみんなで手分けして持って移動していたので、
腰も肩もギシギシ痛くて・・・。

でも、疲れたからと休憩しに友達が勤めているカフェへ行ったとき。

久しぶりに、レジを担当している彼女に会いました。
いつもは飲み物を作る方にいるので、せいぜい手を振るだけで精一杯。
今日も忙しそうでしたが、注文をしながら少し話が出来ました。

”実はね、今日入籍したの。ほんの数時間前に”

彼女の口から、こんな言葉が出てきました。
年内中に入籍するとは聞いていたけれど、彼女もお相手もとても忙しくて、
そんな余裕がないと言っていたので、私もいつになるのかな・・・?と気になっていました。

まだ職場にも報告しておらず、お互いの親御さんしか知らないとのこと。
身内以外では、私たち家族が一番に報告を受けたことになります。

何だか、とっても嬉しくて・・・。

その時は、まだ両親の買い物が残っていたので、お茶し終わった後、
”また戻ってくるね!”と言って、お店を出ました。
両親を見送って、そのまま買い物へ直行。

だって、誰よりも先にお祝いを渡したかったから。

実は、結婚が決まったと聞いた時から、お祝いに送ろうと思っていたものがあります。
年号が入った、ペアのワイングラスです。
お酒が大好きな二人なので、ずっとそれをプレゼントしようと思っていました。
途中、かわいい本も見つけたので、それにメッセージを書き込んで、
彼女のところへ戻りました。

仕事中、とても忙しそうにしていて、申し訳ないなと思いましたが、
強引に呼んでもらって渡しました。
何だか、彼女のことを見ていたら、うっかり泣きそうになってしまって・・・。

専門学校時代から、同じ夢を持って一緒に頑張ってきた、大切な友達。
同じ業界も経験して、それぞれに新しい夢を見つけて、旅業界を卒業して。
お互いに、置かれた状況は変わっても、時々は一緒に旅をしたり、
たくさん話をしたり、一緒にいろいろな時間を過ごしてきました。

そんな彼女が、人生で最大の決断をしたとき。
一番に報告してくれたのが、私だったから。
本当に、自分のことのように嬉しくて、幸せになってほしくて、
でもちょっと淋しくて・・・。

いろいろな気持ちが、私の中でぐるぐると回っていて、
感情のコントロールが出来なくなりそうでした。

少し前までは、周りの友達が結婚すると、焦る気持ちが強くなってしまって、
素直に”おめでとう”と言えない時期もありました。
何だか自分が取り残されていくようで、怖くて仕方がなかったのです。

でも、今は違う。

人の幸せを、喜んであげることが出来るようになったのは、
自分の中に余裕が生まれたからでしょうか?
こんな私でも、少しずつ成長しているのだと思って、何だか嬉しく思います。

人それぞれ、いろいろな生き方があっていい。
私は自分の人生を、真っすぐに一生懸命生きるだけです。
その中で、一緒に生きてくれる人がいたら、その人と二人で進んでいけばいい。

30代に突入し、少しずつ結婚観も変わりつつあったりして。
いいところもダメなところも、全てを愛せる人と、ずっと一緒にいたいなぁと思うのです。



Ayu