このたび、思い切ってスペイン語の個人レッスンを辞める事にしました。

かれこれ、5年くらいいろいろな先生に教わり続けていましたが、
今回イケメン講師のクラスが終わったことが、大きなきっかけになっています。

新しい先生を紹介されましたが、なかなか連絡の取れない人です。
こちらからレッスンのスタート日を確認しても、返信はなくて・・・。
私も、以前のように時間があればいつでもいいのですが、
今は仕事の関係で、全く時間が読めない状況が続いています。

その中で、何とか作り出した時間でスペイン語を続けようと思っているので、
場合によっては、当日時間の変更や、日付の変更をお願いすることがあります。
そんなときに、連絡が取れないと非常に困ります。

相手の都合や性格、そして国民性などを考えると、一概にどうかとは言えませんが、
それでも私は、決して安くはない金額をかけてこれまで続けてきたので・・・。

こんな不安な思いを抱えながらスタートするくらいなら、いっそ辞めよう!と思ったのです。

もちろん、これだけではなく、”パナマ訛りが強いので、私のレベルには向かない”と言う
意見があったせいもあります。
もう少し私のスペイン語が上手ならば、全く問題がないと思うのですが、
今の状況では理解するのが難しいと・・・。
まだまだスペイン語に対しては、不慣れな私ですので。

それに、個人レッスンを続ける上での疑問も、あったことは事実です。
結局、いつも同じような表現を使ってしまい、なかなか新しいことを試せない自分。
それから、不十分なスペイン語でも、相手がネイティブだから意味を汲み取ってくれる。
結果、何となく通じて理解出来るレベルを、脱出出来ずにいます。

これでは、何年続けても同じなのではないか?

今が、ちょうどいいタイミングなのかも知れないです。
そう思って、再び独学へ戻ることにしました。

週末に外で勉強して帰ってくるというスタイルは気に入っていたし、
話し相手が欲しくて始めた個人レッスンなので、ちょっと淋しい気持ちはあります。
だから、外で勉強するということは、変えないことにしました。
月曜から仕事を頑張って、ご褒美的に趣味の時間を作る。
この生活が、私の毎日にハリを与えてくれていたと思うんです。

色々相談したり、考えたりして、これからは文章をひたすら読むことにしました。
単語を調べて、分からない文法は文法書で調べて、最終的に日本語訳を完成させる。
一見地味な作業ですが、これをやらないと、いつまでたっても進歩しないんだろうな・・・。

今読んでいるのは、”ピカソが何故ゲルニカを描いたのか?”という文章です。
ゲルニカは、反戦の絵だということは、以前に聞いたことがありました。
でも、この文章を読んで、スペインで起きた大虐殺に抗議して描かれたものだと知りました。

戦争や虐殺、そういったことを知らないといけない!と、強く思っている私は、
とても興味深く読んでいます。
まだ途中ですし、分からないことだらけですが、少しずつ読み進めて行きたいと思っています。

これから先、もしかするまた話し相手が欲しくなるかも知れない。
その時は、また考えるとして・・・。
今はただ、自分の中にスペイン語を蓄積させる時間と思って、頑張ります。



Ayu