今日も雨の仙台です。

ホントに、洗濯物が乾かなくて困ります!!
そして、こんな天気の日は眠気もピークに・・・。

昨日、人ごみの中をたくさん歩いたせいもあって、疲れていたのかな?
朝起きて洗濯をしてから、気づけばお昼ごはんも食べずに寝てました^^;

最近、いつもこんなだなー・・・。

さて、今日も1日家を出ずに本を読んでいました。
この間、とても興味深い本を見つけたのです。

酒井順子さんの”都と京”(みやことみやこ)です。

東女である酒井さんが、東京人としての視点で東京と京都を比較して書いた本です。
どちらも”ミヤコ”であることには変わりがないけれど、
両者はあまりにかけ離れています。

言葉や文化はもちろんのこと、料理や寺院に印象、それから女性についてまで、
どうしてこんなに違うの?と思うようなことがザクザク。

ま、東京にも京都にも暮らしたことのない、東北人の私にとっては、
どちらも異文化ではあるのですが^^;

こういうエッセイを書くのって、独自の視点で注意深く見ていないと、
なかなか書けない気がします。
他の土地を旅するときは、それなりに調べたりして向かうと思うので、
旅先について詳しくなるのは、そう珍しいことではないと思うのですが、
自分が住んでいる場所を、客観的に見るのって、とても難しいことだと思うのです。

いいことも悪いことも、全てが”当たり前”だから、気づき難い。

この本を読んだら、”あ~、私は地元について知らないことばかりだなぁ”と、
反省したような気持ちになりました。

私は今、仙台という地元とは言えない、でも決して知らない場所ではないという、
微妙な距離感の中で暮らしています。
”宮城県民だけど、仙台人ではない”って、何とも中途半端!

仙台は働くために住んでいるだけで、あんまり良く知らないし、
でも、地元のことを詳しく知っているかと言うと、割とそうでもない。
そんな曖昧な状況が、ずっと私の中で続いているのです。

そんな私なので、このエッセイをとても興味深く、そして酒井さんの目の付け所の鋭さに、
感動しながら読みました。

いや、この本を持って京都を旅したいです、ホントに!!
きっといろんなことが浮き上がって見えてくるんだろうな~・・・。

そんな予感がビシビシします。


Ayu

*都と京 酒井順子・著 新潮文庫
*ISBN978-4-10-135119-3