随分と前から、キューバに行きたいと思っていました。

きっかけも何もないのですが、何だかとても気になっていて、
せっせと行き方を調べていた時期もありました。
そんな”キューバ熱”も、しばらく落ち着いていたのですが、
ふと少しずつまた気持ちが盛り上がって来まして・・・。

もちろん、そう簡単に行ける場所ではないので、とりあえず本を読んでみることにしました。
たかのてるこさんの”キューバでアミーゴ!”です。

たかのさんの本はとても好きで、過去3冊読んでいます。
地域密着型の旅をされているのが、とても印象的で、自分そんな旅をしたい!と、
本当に思うのです。

私もどちらかと言うと、観光地よりも地元の暮らしに興味があるほうなので、
たかのさんの旅のスタイルは、理想的なんですよね。

以前、キューバについて調べていた時に、
”キューバ人と友達になるのならば、食事は全てご馳走すると思ってください”と、
何かのサイトに書いてありました。

決して裕福な国ではない、キューバ。
そこに行って、対等な関係を求めてはいけないのでしょう。
何だか淋しいことですが、いかに日本人が恵まれているか、と言うことですね。

考えてしまいます。

さて、キューバに対してその程度の予備知識しか持っていなかった私ですが、
この本を読んで、それは本当だったと知りました。
たかのさんが、現地で知り合った友達の夕食の買い物をしたり、
レストランでごちそうしたり・・・と言うシーンが、何度も出てきます。

もちろん、全てのキューバ人がそうであるわけではないでしょうが、
一般的にはそれが普通のようです。

施しを受ける方も、それが当たり前だと思っているような印象があります。
それがいいか悪いかは別として、そうやって成り立っている社会なのでしょうね。
所変われば、ですね。

いろいろと、考えることはたくさんありましたが、この本を読んで、
私はキューバへ行きたいという気持ちが強くなりました。

たかのさんが、現地で出会った人の印象的な言葉です。

”私は毎分毎秒、『今』を本気で楽しんでいるわ。
 人生は自分の楽しみのために存在しているのよ!”

何だか、とっても心地よいです(^-^)

人生、楽しんだモノ勝ちですよ、ホント♪
好きなことを好きなだけして、自分だけの人生を作り上げるのが、
本当に大切なことなのかも知れません。

日々何かに追われるように生きるのは、いいことじゃない。
でも、そうしないといけない現実もあるわけで・・・。

私はこれまで、めいっぱい遊ばせてもらいました。
時に、”ちょっと好き勝手やりすぎたかな・・・”と反省するくらい^^;

でも、もう反省しません!

『今』が幸せだったら、それでいいの。
先のことを考えすぎて自分が辛くなったり、過去を引きずって後悔し続けたり。
でも、起きてしまった事は消せないし、未来は現在の延長だし。

と言うわけで、まだまだ遊びます☆
嫌なことは、ガマンしません。

あ~、何だかすっきり!!

元気がなくなったとき、またこの本を読み返そうと思っています。
で、ガツンと刺激を受けて、また元気になれたらいいなと。

そして、いつかキューバへ行けたらいいな~♪


Ayu

*キューバでアミーゴ! たかのてるこ・著 幻冬舎
ISBN:4-344-01269-0