疲れているのか、再び旅虫が増殖しているのか、頭の中がアジアでいっぱいです^^;
不思議と思い出すのは、カンボジアの風景。
今からもう2年も前のことになるのに、折に触れ思い出すのです。
行った時は、正直言ってそんなに特別な場所だとは思いませんでした。
アンコール・ワットを始めとする遺跡群は凄かったけれど、
街はまだまだ未開拓で、雰囲気ものんびりしていて、
田舎で生まれ育った私が、”懐かしいな・・・”と思うような感じでした。
住んでいる人も、何だかおっとりしていて、ホテル部屋の窓ガラスには
結局帰国するまでずっと、ベタベタと手形がついたままだったし、
お風呂場には、どこから来たのか分からない、大きな枯葉がずっとあったままでした^^;
(掃除しに来てくれてるはずなんだけど)
更に、アジア初の食あたりで帰国後2週間、本当に大変な思いをしました・・・。
それでも、あの場所を思い出すのです。
多分、好きなのだと思います。
でも、それと同時に感じるのは、ポル・ポトに対する苛立ち。
今さら過去を悔やんでも仕方がないのですが、何故?どうして?の気持ちは消えません。
あの美しい場所を、変えてしまった男。
亡くなった後でもなお、残した残骸(地雷)で人々を苦しめ続ける男。
まだ亡くなって11年しか経っていないのですね。
11年前と言えば、私は高校生。すでに色々なことを考えられる年齢でしたが、
全く関心がなかったらしく、記憶には残っていません。
仕方ないです、社会科が苦手だったから。地理も歴史も全然ダメで。
まさか、その後間もなくしてその場所を目指すようになるとは。
人が旅をするとき、自分で行き先を決めているように思うけれど、
行くべきところへ行くように出来ているのかもしれないな、と思うのです。
そう考えるのは、第六感を信じる私のクセなのですが^^;
だからこそ、心に浮かんだ場所を大切にしたいなぁと。
次にいつ行けるかは分かりません。
でも、もしチャンスがあったら、次回はプノンペンへ行ってみたい。
訪れたい場所があるからです。
何だか、やりたい事がたくさんあるな~・・・。
ウズウズしてワクワクして、とても心地いい感じです。
Ayu