今日から12月。
あっという間に、季節は過ぎ去って行き、気づけばカレンダーもあと1枚。
本当に、1年って短すぎる!

さて、先日記事にした”花はどこへいった”を読み終えました。
ベトナムやカンボジア・・・。
私が見てきたことと、重なることが多々あり、何とも言えない気持ちになりました。

物凄い大きな力で、心を動かされたと言うか・・・。

私は自分の想いや感動を、伝えたくなるタイプです。
自分が感じたことを、どうしても伝えたい!と思ったので、
この本を書かれた坂田雅子さんに、メールを送りました。

そしたら、何と今日ご丁寧な返信を戴きました!

私は返信を期待してメールを送ったわけではありません。
私の小さな気持ちだけど、目に留めて戴けたらそれでいいと思っていました。

それなのに、わざわざ返信を戴けるなんて・・・。
本当に驚きましたし、嬉しかったです。

私がこの本を読んで感じたことは、”家族の絆”です。
自分の子供がどのような姿で生まれてきたとしても、それを”運命”と言って
受け入れてきた、ベトナムの家族の在り方。

”自分の子供の姿を初めて見たとき、気絶した”と言っていたお母さんもいました。
あの戦争から、まだ40年足らず。
今も、現実として枯葉剤の被害に苦しんでいる方々がたくさんいます。

その方々のために、私も何か!と思ったのですが、
思いつく限り、私に出来ることは何もない・・・。

だからせめて、自分の想いをお送りしようと思ったのです。

この本の中で、一番印象的だった言葉。
坂田さんの”アメリカが憎くないですか?”と言う問いかけに、
”誰のせいとも言えません。戦争だったんですから”と答えた、お母さん。

自分の子供を育てて行くという、覚悟というか意思というか。
全てを受け入れ、その上で自分の子供を愛することが出来る、
そんなお母さんたちの強さに、私は涙が出ました。

戦争は、やはり悪です。
こんなことを繰り返しても、仕方がないと思う。
戦争が終わっても、残るものはたくさんある。
何で、枯葉剤を使う前に考えなかったのだろう?

何だか、無性に悔しいです。

私に何が出来るだろう?
答えは出ないかも知れないけど・・・。

考え続ければ、何かが変わると信じています。



Ayu