今日は、写真展に来ました。

なんか・・・。
今見たものの衝撃が大きすぎて、気持ちの整理が出来ません。

“戦争が終わっても”と言うタイトルで、行われているこの写真展は、
リベリアの紛争の時に撮られた写真を展示しています。

写真を撮ったのは、仙台市出身の高橋邦典さん。報道カメラマンです。
私は、この方の写真集を一度見たことがあります。
イラク戦争を生々しく伝える、写真集でした。

書店で手に取っただけだったのですが、あまりの悲惨さに
しばらく呆然としました。

そして今日の写真展。
何の罪もないのに、犠牲になってしまった子供たち。
そして、亡くなってしまった子供を前に、途方に暮れて泣き叫ぶお父さんやお母さん。

兵士として戦い、子供らしさを忘れてしまったような子供たち・・・。

忘れられない言葉がありました。

“彼らは偶然リベリアに生まれてきただけ。もしかすると、
日本に生まれてこの写真展を見ているあなたと、逆の立場だったかも知れない”

生まれる場所を選ぶことは出来ません。
たまたま私は日本に生まれ、彼らはリベリアに生まれてしまっただけ。

今の私は幸せじゃないか!

会場には、各国に埋められた地雷のレプリカがありました。
カンボジアで見た、地雷被害者の方々の姿を思い出して、
思わず涙が出ました。


犠牲になってしまう方々がいる限り、正義のための戦争なんかないんじゃないか?
って、私は思うのです。
人の命よりも尊いものなんて、どのくらいあるだろう?

生きる権利を、簡単に捨てさせてしまうようなことは、
あってはならないと思いました。


今生きていることに感謝すること。
そして、私の周りの家族や大切な人たちが、みんな元気でいることに感謝すること。

今一番必要なことだと感じています。


今日の写真展のことは、ずっとずっと忘れません。



Ayu