ぼーっと川を眺めていた。
”こんなところに座っていると、ローカルになった気分だよね”
友達が言った。
座っていると、おしりがじわって温かくなって、日中の厳しい暑さを
改めて実感する。
地面が、本当に熱くなっていたから。
周りでは、親子連れの4~5人乗りのバイクがバンバン走っている。
これから、家に帰って晩ごはんを食べるのかな?
空は、びっくりして思わず声が出てしまうくらい、真っ赤だった。
こんなに赤い空を、これまで見たことがないんじゃないか・・・って思った。
赤土の大地、カンボジア。
地面も空も、全てがピンクに染まった時間、明日にはここを離れることを急に実感して、
何だかとっても淋しく、せつなくなった。
Ayu
川を見ている友達。勝手に使ってゴメン・・・。