会社で一緒に働いているコが、この連休中に日光に行って来ました。
今日は、その時に目撃した、とても印象的な話を聞かせてくれました。

日光江戸村に行ったとき、とある外国人グループと一緒になったそうです。
話している言葉は、どうやら英語ではないらしくて。
あちこち見て回って、食事をしようとお店に入ったとき、
そこでも偶然そのグループと一緒だったそうです。

店員さんは、どうやらその人たちの母国語も、英語も理解できないらしく、
何か質問されても、”英語は出来ません”の一点張りだったようで・・・。

そのグループの中にいた、お母さんらしき人がとってもがっかりしていたのが
かわいそうで、何とか助けてあげたかった・・・というお話です。


世界遺産でもある、日光東照宮。
私がこれまで出会った外国人で、”京都よりも奈良よりも、日光が一番いい”
と言っていた人がいました。

それほど、魅力的なところだと思うのです。
だからこそ、外国人に優しくあって欲しかった・・・。

実は私も、同じような経験をしたことがあります。
旅の仕事をしていたときに、カウンターに来た外国人と話をしていたら、
”昨日は大変だったんだよ”と言っていました。
どうしたのかと話を聞いてみたら、地下道に入ったところ道が分からなくなり、
近くにいた人に”**通りはどこですか?”と聞いたけれど、避けられて
誰も教えてくれなかった・・・と。

ちなみに、**通りはその地下道を出て、すぐのところなのに。

何だろうなぁ・・・。
とっても残念です。

その人たちにとって、日本の印象がどんなものになっただろう・・・?と考えると、
いたたまれない気持ちになります。

私にとって、旅の思い出=人との出会いです。
これまで、何度となく旅先でいろいろな人に助けてもらいました。
道に迷ったとき、食べ物の注文の仕方が分からなかったとき、
いつも誰かが声を掛けてくれました。

もちろん、日本語が出来る人ばかりではなかったし、英語もお互い片言で、
意思の疎通が出来なかったこともあります。
道を聞いたものの、私が全く言葉を理解できなくて、相手が根負けして
一緒に目的地まで行ってもらったこともあります。

他愛のない出来事かも知れない。
でも、そんな些細な出来事のほうが、思い出としていつまでも残ったりします。


もし私が、街中で困っている外国人を見かけたら・・・。
すぐには声を掛けてあげられないかも知れない。
ちゃんと教えてあげられる自信がないから。

でも、もし何かを聞かれたら・・・?

話が分かっても分からなくても、とりあえず聞いてあげたい。
そう思っています。

旅先で受けた親切を、日本でちゃんとお返ししてあげたいのです。
どうせなら、みんなに日本を好きになってもらいたいですから。

今日聞いた話は、私が今後外国語と付き合っていく上で、考えるきっかけになりました。
まだまだ自信を持って、人前で話せるくらいではないけれど、
これから自分が、何か人の役に立てればなぁって思っています。

さて、勉強するかぁ~。。。


Ayu