私は基本、映画を観ない方なのだけれど、「俺は、君のためにこそ死ににいく」は、
今、とても気になっている。


今年の3月に訪れた、知覧で見て、感じたこと。

誰にでも平等に与えられたはずの、”生きる”と言う権利すら、捨てなければ
いけなかったのですか?
どうして、最期まで笑顔だったのですか?

彼らの手紙に、”靖国で会おう”と言う言葉はあっても、
”元気で帰ってきます”と言う言葉は、一つもなかった。


遣り残したことはなかったのですか?


私には、分からないことばかり。

戦争って、そんなに大切なものですか?
国の勝利は、人の命よりも大切なのですか?

笑顔で散っていった彼らの若さ。
何だか一生懸命でいじらしくて、余計にも涙が出た。


これまで私は、自分の人生は自分の好きなように生きるべきだと考えていた。
”自分の人生だから、何をしてもいいのだ”と・・・。

でも、今の自分が存在する前には、犠牲になった多くの人がいたという事実。

私が泣いて何になる?
知ったから何になる?

・・・きっと何も変わらない。
でも、彼らのことを知ったことで、感謝して生きることは出来る。


もう一度、知覧に行ってみようかな・・・。



Ayu