サヨナラから始まる恋 -4ページ目
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眠れない夜

眠れない深夜、

パソコンに向かって仕事をして気を紛らしていた。

全然仕事は進まない。


頭の中を君との思い出と

昨夜の俺の馬鹿な行動がグルグル回っていた。。。



深夜2時。

メール着信音。

「え??えっ???」

君の性格は知ってる。

二度と連絡は無いと思っていた。

携帯を開く。

君からのメールだ!!

「ウォークマン受け取りました。ありがとう。

一言だけ言いたくてメールしました。」

すぐに返信した。

「お疲れ様!仕事楽しかった?」


数通のやりとり

その中で君も辛いって言ってたね。

そして、

たまに友達としてメールしてもいい?って君の言葉。

ほんとにうれしかったよ。

友達ってわざわざ付いてるのは気になったけど。。

それでも

切れてなかった!ってうれしかった!


だからって別れた事実は変わらないのだから

俺の気持ちが晴れるわけでは無かったけど。。。


その後も朝まで眠れないまま過ごし

翌朝

俺は仕事に向かった。




辛い帰り道。

「君が忘れていったウォークマン、

いつも二人で乗ったタクシーの運転手さんに預けたからね。」


失恋を痛感しながら

二度と来ない町を後にする。


俺たちを応援してくれてた運転手さんのタクシーに乗って

新幹線の駅へ向かった。

忘れ物のウォークマンを預かってもらい

別れた事を話した。

運転手さんはびっくりして、

「彼女、ほんとに好きって言ってましたよ?」

「好きだけじゃなくて、尊敬してるとも言ってましたよ?」

信じられない口ぶりだったが、

俺が悪かったんだってだけ話した。


君がそんな話してたなんて

もっと早く聞いていたら、俺の心も壊れなかったかもしれないな。。。


やがて車は駅に着く。

この駅の新幹線ホーム、

君との思い出がいっぱいのホーム。

何度も携帯を取り出した。

メールを打ちかけては消した。

何度も何度もそんな事してた。

カッコ悪い男だけど

これ以上カッコ悪い事してもと携帯をポケットに。。。



傷心のまま帰りの新幹線に乗った。

やけ酒のつもりだった。

新幹線でも飲んで

着いたら飲んでって思ってた。

でも、

なぜか酒も入っていかない。


やっと家に着く。

その間に何度携帯を取り出したかわからないが

今頃君は

俺の事なんか忘れて仕事してるんだろうな。

ってか、

俺が昨日大騒ぎしたから 何か言われたかな。。。

ごめんね。。。

ほんとにごめんね。。。



翌日の仕事のために寝ようと思った。


眠れないや。。。


そういえば

仕事があったな。

どうせ眠れないから仕事でもしよう。。。


重い心のまま進まない仕事で時間をつぶしてた。。。



恋の終わり。

その日俺は、

朝から君の元へ行くつもりでいた。


君は二日前から

子供の具合が悪く病院に詰めていた。


やっと少し落ち着いたから、その日から仕事に行くと言っていた。



病院に居る君に連絡取れないまま

俺は新幹線に乗った。


いつものようにウキウキした気分では無かった。

今回はこれから先二人が続けて行けるのか

それを確認するために行くつもりだった。


君のいる町に着いた俺はいつものホテルで君を待つ。

「出来るだけ早く行くね!」

そんなメールが届いた。

俺は、もう駄目かもしれない。という、想いと

愛してるからこれからも一緒に生きて行きたい!

二つの想いに、つぶれそうな心で待っていた。


いつものように君のための準備をする。

君の好きなコーヒー、ミネラルウォーター、

それから、

お店に行く前に食事の時間が無かった時のために

簡単な食事。


いつもと変わらない明るい笑顔で君は来たね。

色々話しておきたい事があったんだけど

結局俺は何も言い出せないままだった。。。


ぎこちないままで、

二人は君の勤めるクラブに向かった。


モヤモヤした気持ちのまま

俺は飲んでいた。


そして、

ほんの些細な事で俺は壊れていった。。。


君の働く店で醜態をさらして俺は飲みに行った。。。


君は怒って帰って行ったね。


そして夜中、

怒ったままの俺は、

君に嫌なメールを送り続けた。

そんな状態でうまく話せるわけも無く話は途切れた。。


翌日、

俺は仕事があるので帰らなければいけない。

朝から何度も何度も電話かけた。

君の性格は知ってるつもり、

もう無理だってわかってた。。。


やっと君が電話に出てくれた。




そして、

この恋は終った。。。




君が思い出になる前に。

はじめまして。


800キロ離れた遠距離恋愛が

5日前に破綻しました。


全ては俺の心の弱さが原因で、

彼女にふられてしまいました。


俺は自分で思っていた以上に

君を愛してたって事に

別れてから気が付いたよ。。。

馬鹿な男だね。


諦め切れない想いがあるから

もう一度初めから

今の君を見つめ直してみようと思う。


君が思い出になる前に

君を思い出にしたくないから

自分を見つめ直して強くなろうと思う。


別れてしまったけど、

サヨナラから始まる本当の恋があっても良いよね。。。

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