緒方孝市選手
23年間ありがとう
カープ野球たるものこうあれというのを、最後の最後まで見せてくれました。
最後の打席

初球を叩いての3塁打…
もっと応援させて…って思いながらも、右中間を抜けた打球、迷わず2塁をけりながらも、明らかに足がもつれて速度が上がらない最後の激走。
倒れこむようなスライディングに、胸が苦しくなった。
そして、ベース上でうずくまる緒方、涙しているように見えた…
思わず「泣くなよ緒方!」と叫んだ…。
どこかで、そのときの真相が書かれた記事があった。
感極まったとかではなくて、腰にかなりの衝撃があったんだよ…
って。
満身創痍でグラウンドに立った、守った、打った、走った。。
最後まで緒方は緒方だった…
でも、パスボールの隙を着いて本塁を狙って、スライディングするもわずかに届かなかったとき、正直思わず苦笑いしてしまったのと同時に、「思うようなプレーができなくなった」と語った緒方の置かれた現実なんだ…と寂しくなった。
振り返れば、その前のイニング。
緒方のもとに打球を飛ばしたキムタク。
凡退にもかかわらず笑顔で、緒方に何か語りかけているようにも見えた。
今日の試合、もうひとり忘れてならないのは大竹だと思う。
当然ながら、すっかり影が薄くなっちゃってますが、キャリア初の無四球完封をこの試合で記録した。
球数はわずか94球だったとか。
最後に…
引退セレモニーの挨拶の模様を現地動画でどうぞ…