◎お酒を愛する皆様 !
休肝日の効果が、約 9 万人の日本人を対象とした調査で
確認されました。
◎摂取するアルコールの量は同じでも
-- 飲酒量が多い人ほど --
週に 3 日以上の休肝日をもうけることは、
あらゆる原因による早すぎる死亡を防ぐために有効なようです。
◎特に週に日本酒なら 14 合、
ビールなら大瓶 14 本以上を飲む男性は、
週に3 日以上の「休肝日」をもうけるかどうかで、
死亡リスクが 2 倍も違ってきます。
◎お酒を飲む習慣のある人々に対して、よく、
休肝日 -- お酒を飲まない日 -- をもうけるように
とアドバイスされます。
◎研究者によると、健康的な飲酒は、これまでの研究から
1 日あたり日本酒で 1 合までが適量だといいます。
それ以上の飲酒は心臓病、ガン、糖尿病などの病気や
若すぎる死のリスクを高くするといいます。
◎アルコール ( エタノール ) 摂取量が多くなるほど、
休肝日の効果があらわれました。
◎ 1 週間あたりエタノール量で 300 グラム未満
-- 日本酒で 14 合未満 -- では、あまり差がありませんでしたが、
週に 300 グラムを超すと、休肝日の多い男性ほど
死亡リスクがかなり低くなりました。
◎ 1 週間あたりエタノール量で 300 ~ 449 グラム
-- 日本酒で 14 ~ 21 合 -- のグループは、
休肝日なしの人々のリスクは、
週 1 ~ 2 日飲酒する男性の 1.5 倍でした。
◎同様に、 1 週間あたりエタノール量で 450 グラム以上
-- 21 合以上 -- 飲酒するグループでは、
休肝日なしの人々のリスクは、
週に 1 ~ 2 日飲酒する人の 1.8 倍でした。
◎週にエタノール量で 450 グラム以上飲酒する大酒のみ?
の男性は、飲酒量が多くなると休肝日の有無に関わらず、
総死亡リスクは高いことがわかりました。
◎エタノール摂取量が 600 グラムを超えると、
休肝日の有無にかかわらず、死亡率が高くなりました。
◎休肝日さえとれば、多量に、いくらでもお酒を飲んで良い
ということではないようです。
◎また、死亡原因の 4 割はガンだったということです。
休肝日がないと、アルコールの代謝後にできる
発ガン性物質が常に体内に存在し、
ガンを発症リスクが高まるの可能性があるということです。
◎尚、男女全体では、 1 カ月に 1 ~ 3 日お酒を飲む人々と比べて、
休肝日のない -- 週に 5 ~ 7 日お酒を飲む
-- 人々の死亡リスクは、週にエタノール量で
300 ~ 449 グラム のグループで 29 パーセントの増加、
450 グラム以上のグループで 55 パーセント増加しました。
◎この研究を含む多くの研究結果から、
1 日平均 2 合以上の飲酒は、
死亡リスクが高くなるという結果が出ています、
休肝日をもうける一方で、
お酒は 1 日平均で 1 ~ 2 合程度にするほうがよいでしょう。
◎日本酒 1 合 ( 180 ミリリットル ) は、
エタノール量で約 23 グラムです。
焼酎(25度) 0.6 合、泡盛(30度) 0.5 合、
ビール大瓶( 633 ミリリットル ) で 1 本、
ワイングラス( 100 ミリリットル )に 2 杯、
ウイスキーダブル( 60 ミリリットル )で 1 杯にほぼ相当します。